京都祇園祭の由来と日程 花火は?山鉾巡行と神輿渡御の見どころは?

最終更新日:2015/05/30

日本三大祭りのひとつとして代表的なお祭りが、この京都の「祇園祭」です。

祇園祭は長く、毎年7月1日の「吉符入」から31日の「疫神社夏越祭」まで、1か月かけて行われます。

この間は、ほぼ毎日、どこかしらで祇園祭の神事が行われているのですが、実際はほとんどが関係者の神事で、一般参加者の目に触れることはあまりありません。

では、お祭りとして一般参加者は楽しめないのでしょうか?

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京都祇園祭の日程と由来 花火はあるの?

最初に言っておきますが、京都の祇園祭に花火はありません。


そもそもの由来は、今から1,000年以上前、貞観11年に京に病が流行った時。
当時の天皇・清和天皇が病魔退散を祈願し、当時の日本の国の数である66本の鉾を作らせて神泉苑(中京区御池通大宮)におくり、3柱を祀って御祓いをしたのが始まりとされています。

この神事が元となっている「山鉾巡行」と「神輿渡御」が、主に全国で「京都の祇園祭」と認識されています。

これが祇園祭の山場とされていて、一般参加者でも楽しめる神事です。
長刀鉾をはじめとする30基以上の山鉾が、狭い京の道を練り歩く様は圧巻です。


そんな山鉾巡行が行われるのが、以下の日程。

前祭(さきまつり)… 7月17日 9時頃~
阪急/烏丸駅・地下鉄烏丸線/四条駅の辺りから出発



後祭(あとまつり)… 7月24日 9時頃~
地下鉄東西線/烏丸御池駅の辺りから出発


2014年より、交通事情等で長らく中止されていた「後祭」が、49年ぶりに復活したことで、巡行が2度、楽しめるようになりました。



京都祇園祭の山鉾巡行 楽しみ方と見どころは?

山鉾が巡行して練り歩くのは17日と24日だけですが、山鉾の公開はそれより前から行われています。

それが 宵宵々山~宵山 と言われる期間で、
前祭では 7月14日~16日の3日間。
後祭では 7月21日~23日の3日間  となります。

お祭りとして楽しむのなら、こちらの宵山期間がおススメです。


 前祭 宵山と山鉾巡行 

後祭が復活したと言っても、実際メインであるのはこの前祭と言えるでしょう。

山鉾の数からして違います。
前祭では23基が予定されています。
後祭では10基の予定です。

また後祭では交通事情が絡み、露店の出店は予定されていません。

前祭では例年、7月15日(宵々山)と16日(宵山)から車両の通行が止められ、露店が立ち並びます。

そして、なんといっても楽しみなのが山鉾の公開です。
※公開は14日(宵宵々山)より行われています。

動く山鉾こそ観られないものの、鉾によってはハジゴを上り、山鉾の中を覗けるものもあります。
(※一部の山鉾のみとなります)


宵山(前祭)



山鉾巡行の見どころは、やはり街中を練り歩く山鉾の列。

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午前中早い時間帯に四条通で山鉾を見て、新町御池に徒歩で移動して長刀鉾を待ちましょう。
囃子方の人に肩車されてお稚児さんが降りてくる姿が見られます。

その後の辻回しには、長刀鉾にはお稚児さんは乗っていません。

初めから新町御池で待っていれば良いかと言うと、烏丸御池で帰ってしまう山鉾もあるので、すべての山鉾が見られ無くなってしまいます。

それはちょっと勿体ないですね。


街をゆっくり歩いてみるのも、お祭りの醍醐味と言えます。

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 後祭 宵山と山鉾巡行 

後祭は前祭に比べると静かな印象がありますが、当日は花傘巡行も併せて行われますので、「京の雅」を味わいたい方にはおススメです。

混雑も、前祭に比べれば随分マシです。

後祭の宵山も人が少なく、山鉾にゆっくり近づいて観たい方にはこちらの方が良いかもしれません。
前祭の宵山は、例年20万人以上の人が京都の狭い道に溢れかえるので、立ち止まる事すら困難となります。


山鉾巡行・後祭




京都祇園祭 本当の主役は神輿渡御!見どころは?

神事として楽しみたいのなら山鉾巡行(当日)と「神輿渡御」(みこしとぎょ)です。

祇園祭では、山鉾巡行が終わる夕刻17時頃より「神輿渡御」が始まります。

八坂神社より祭神である素戔嗚尊(すさのをのみこと)・櫛稲田姫命 (くしなだひめのみこと)・八柱御子神(やはしらのみこがみ)の3柱が神輿に御座して京の街を練り歩き、御旅所まで渡る神事です。

山鉾巡行は本来この3柱の御渡りのための、お清めの意味があったと言われています。

つまり、神事としての本当の主役はこの「神輿渡御」なのです。

とはいえ、この神事は厳かに執り行われます。

3柱がそれぞれ別のルートをたどり、最終的に御旅所に渡る「神幸祭」(7/17・前祭あと)と、八坂神社に戻られる「還幸祭」(7/24・後祭あと)があります。

見どころは、八坂神社から出発する際の「三社揃い踏み」。
出発前に八坂神社西門に3柱をのせた神輿が集い、高々と担ぎ上げられる様子が見られます。



≪注意≫
京都の祇園祭は梅雨明け時期に行われるせいもあるのか、とても急な雨が多いお祭りです。
お出掛けの際はどんなに晴れていても、雨具を携帯して行くことをおススメします。



まとめ

京都の祇園祭は、1,000年以上続く京都の大切な神事です。

元々お祭りとは、五穀豊穣や無病息災を神に願って「神を祀る」意味を持つもの。
その意味でこの京都の「祇園祭」は日本古来の儀式を頑なに守る、本当の意味でのお祭りと言えるでしょう。

花火のような華美なものは無いものの、毎年この時期は街全体がお祭り独特の空気に満たされ、大人になった今でも童心にかえることが出来ます。

この儀式で京の都は街の厄を払い、夏を迎えます。
ぜひ一度、日本古来の本当のお祭りを観に来て下さい。

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