登山靴で足が痛くならないための選び方やサイズの違いと歩き方

最終更新日:2016/10/27

登山で足を痛めるのは靴が原因
そんな話を聞いた事はありませんか?

きちんと整備されていない起伏に富んだ山道では、登山靴の選び方は重要になってきます。

途中で足が痛んでしまうと、登山の楽しみも半減してしまいます。
最悪、登頂断念や後遺症になる事も…

そうならないよう、足に優しい登山靴の選び方や山道の歩き方を紹介します。

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登山靴で足が痛くならないための選び方

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では、どんなポイントで靴を選べばいいのでしょうか。

登山靴の形はだいたい、

・ウォーキング
・ローカット
・ミドルカット
・ハイカット

の種類があって、靴の高さ…足首にかかるかどうかの高さの違いです。

登山靴には足首までを覆い、固定できつつ微調整も可能なミドルカットかハイカットの紐靴を選ぶと良いです。

靴底の厚みが薄いと、ゴツゴツした岩地などは足の裏が痛くなってきます。
靴底の溝も、浅い物だと砂で滑ります。

靴底の厚い、溝の深い物を選ぶようにしましょう。

また、荒れ地を歩くのであればクッション性に優れた物の方が、膝への負担が軽くなります。

登山靴であればある程度カバーされていますが、登る山によっての向き不向き(砂利道が多いか、岩地が多いか等)がありますので、店員さんに相談しながら決めるのがベストです。

他には以下の点を考慮しながら、実際履いてみて自分なりの感覚で決めると良いでしょう。


  • インソール(中敷き)が滑らないか。
これも下り道の話になりますが、下っているとどうしても前傾に体重が掛かり、足が前方に滑ります。
滑らないインソールがある事で、前方に滑ってつま先と靴先が触れることを防いでくれます。

後でインソールだけ購入して調整も出来ますが、登山用のインソールはお値段も張るので、どうせなら初めから滑らない物を選んだ方がお得です。


  • つま先に余裕があるか。
踵を合わせて、つま先に1㎝程度のすき間が出来るのが良いとされています。

私は下り道を想定して、靴紐をしっかり結んで足首を固定した状態で足先を床に着け、それでもつま先に余裕があるかを確認します。

下り道(下山時)につま先が靴先に当たって爪が割れたりする事があるので、少し傾斜のついた所を下って歩いてみて、靴先につま先が当たらないか確認してみると良いと思います。


  • 踝(くるぶし)や踵(かかと)が靴に擦れて痛くならないか。
  • 足の甲高や幅は合っているか。
この辺りは、登山用品のお店の店員さんなら相談すれば測ってもらえると思いますが、ご自分の履いてみた感覚、歩いてみた感覚できつくないか、大きくないかを確認しておきましょう。


  • 防水は重要です。
雨が降っても長時間歩き続ける登山ですから、防水性は重要です。

ですが、ゴアテックス素材は防水には優れていますが足に馴染みにくい難点があります。
革靴ほど伸縮しないんですね。

購入の際はその辺りも店員さんに確認して購入する事をおススメします。


そして、よく聞く事なのですが初心者にネット通販は荷が重すぎます。

確かにネット販売は価格も安く、多くのメーカーの靴をゆっくりじっくり選ぶ事が出来る利点があります。

しかし、メーカーの癖(いつも自分が履いている靴より大きめな傾向があるのか、小さめの傾向があるのか)や、表記サイズの見方などがしっかりわかっていないと、買ってはみたものの、小さい・大きい・痛いという失敗に繋がる話も多く耳にします。


どうしてもインターネットで買いたいというのであっても、一度は店頭に行って実際に履いてみることを強くおススメします。

靴を選び、試着して購入した後は、一定期間実際靴を履いて歩いてみる慣らしが必要です。

靴自体のサイズや形(幅)は合う物を購入する必要がありますが、人の足は気候や時間などによって微妙に変わりますし、靴も時間が経つとインソールなどがすり減ったり、履いている靴下などでも変わってきます。

その辺りの微調整は、靴紐などで十分調整も出来ますので大丈夫です。


それよりも、購入された靴を登山前に何度か履いてみて、既製の形から自分の足の形に馴染むよう慣らす方が大切です。

登山靴に限らず、靴は購入してすぐ履いた時に『硬い』印象をお持ちになる方も多いと思います。
それは靴が既製の形・サイズで固定されている為です。

何度か履いて、平地などを歩いているうちに靴はあなたの足の形を覚え、より馴染むよう変わってきます。
1週間くらい近所で履いてみて、足に馴染ませてから本番に臨むのが理想ですね。

登山前にちゃんと靴を慣らしておく事も、足首が痛まないようにするための大事な対策となります。



サイズ選びの基準 メンズとレディースの違いは?

靴のサイズは目安であって、こだわらない方が良いです。

登山靴に限らず、メーカーによってはサイズ表記は同じでも微妙に大きさが違う事はよくある話ですよね。
それは登山靴でも同じなのです。

ですので必ず購入前に履いてみて、より自分の足にフィットしたものを選びましょう。

また、レディース・メンズ・キッズの分野に分かれてはいますが、合うものがあるならあえて分野にこだわる必要もないでしょう。

違いとしては、一般的にメンズはレディースに比べて幅広で大きめのサイズが多いのですが、作りが頑丈過ぎて同サイズでも重たい場合があります。

キッズは逆に小さなサイズはありますが、軽量なため薄く、耐久性に弱い傾向があります。

これはおそらく、体重による足への負担を想定して作られているためだと思われます。

体重が重く、筋力のある男性には多少重くても頑丈で耐久性に優れたものを。

まだ筋力が安定しない体重の軽い子供には、耐久性は無くても足に負担のかからない軽量化されたものを。

と考えられているのではないでしょうか?


レディースは丁度その中間ですね。
男性並みの筋力は無いが、体重は(子供に比べて)重い…。

そんな女性に合わせてレディースは作られています。

サイズが合うならメンズ・レディースにこだわる必要はありませんが、サイズだけでなく自分の筋力や靴の耐久性なども考えて選ぶようにしましょう。



足の緩衝材や保温性から登山には厚手の靴下が選ばれますので、靴を選びに行く際は厚手の靴下を履いて行かれるか、先にお店で登山用の靴下を選び、それに合わせて靴を選んだ方が良いでしょう。


メーカーは…

・モンベル(mont-bell)
・キャラバン(CARAVAN)
・メレル(MERRELL)
・コロンビア(Columbia)

などが有名どころになりますが、これにもこだわる必要はありません。


それよりも、これらのメーカーを取り扱う登山の専門店(『モンベル』や『ICI石井スポーツ』など)で詳しい店員さんからお話を聞きながら履いてみることを重視しましょう。

店員さんによっては言っていることが違うように感じられることもあるので、できれば何店かまわった方が良いです。

無理なら近場のショップでも大丈夫。
肝心なのは実際に自分で履いてみて、歩いてみて、感触を確かめる事です。

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登山道の歩き方に違いはある?

登山靴も重要ですが、登山で足を痛めないためには歩き方も大切です。


登山靴は足首の負担を軽減するため、足首までを固定するハイカットやミドルカットの物が多く選ばれますが、それですと足首を使って歩く従来の歩き方が難しくなります。

この状態で無理して普段の歩き方をすると、ふくらはぎの辺りに負担がかかって攣ったように痛くなったり、長時間続けると膝痛の原因にもなります。

一度膝痛を起こしてしまうと元に戻すことは困難です。

そうならないためにも登山靴を履いて山を歩く場合は、普段歩いている道とは違う歩き方をする必要があります。

是非歩き方をマスターして下さいね。

歩き方については、サイト内記事「富士山登山初心者登頂編 高山病予防と対策 歩き方とマナー」も参照ください。


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まず靴紐はきちんと縛って足首を固定する事は大事ですが、締め過ぎると血流が悪くなり、長時間の登山で足の痺れや疲れの原因となります。

靴紐はつま先から足首辺りまでは少し余裕を持って結び、足首から上をしっかり固定するように結びましょう。

固定している足首を使い過ぎると足や太ももが痛くなりますので、太ももから足を持ち上げる感じを意識して歩きましょう。

足を降ろす際は、登りより下りの方が衝撃が強いので、下りの勢いをそのまま受け止めず膝クッションを使って衝撃を抑えます。

コツは、足を前に出す姿勢につられず後ろに体重を残したまま足をつけます。
それから重心を前方に移すようにして移動しましょう。

つま先を少し開いて足を降ろすとより踏ん張りがきくのでおススメです。


その歩き方で、歩幅を普段より半分~3/4程度に意識して狭め、ゆっくりと歩きます。

特に高所の山道ですと酸素も薄くなりがちですので、決して無理をせずこまめに休憩をとる事も大事です。

その際は面倒でも靴ひもを緩め、足を休憩させてあげてから、再度締め直して登るように心掛けて下さい。



まとめ

登山靴は、その人や登る山に合った靴があります。


サイズにはこだわらず、ちゃんと履いてみて自分に合ったものを選びましょう。
そして、登山当日までにある程度慣らしておく必要があります。

ここまで注意すれば後は経験の問題ですね。(笑)

せっかくですから登山を今回だけのイベントとせず、何度か歩いてみてご自分に合ったペースや歩き方を覚えて行かれると登山も楽しくなってくると思います。


また靴だけでなく登山は、たとえ低めの山でもキチンとした準備が必要です。

確認して、しっかりとした準備を整えてから、山を楽しんできてください!



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