浴衣を家で洗う注意点や手洗いと洗濯機の方法 アイロンのかけ方も紹介

最終更新日:2016/05/12

夏はお祭りや花火大会、盆踊りなど、浴衣で出掛けたくなるイベントが目白押しですね。

和装などの崩れやすい着物の洗濯はクリーニングのプロにお任せするのが一番安心ですが、浴衣も使用頻度が高くなると手間も予算も掛かってしまって大変です。

そこで、浴衣を自宅で洗濯してみるのはどうでしょうか。

浴衣って、意外と簡単に洗うことが出来るんですよ。

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浴衣を家で洗う際の注意点

◆洗濯表示は必ずチェック

まずは家で洗濯ができるのか、洗濯表示をチェックする必要があります。


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上記の表記があれば家でも洗濯は可能です。(数字は温度・水流を表しています)

詳しくは下記 洗濯表示参考サイトを参照ください。

洗濯表示・消費者庁(H28年12月以降)

洗濯表示・消費者庁(H28年11月まで)


表示が確認できない場合は、上質なもの、大事なものならクリーニング店に相談してみる事をおススメします。

◆色落ち・色移りに注意

濃い色の浴衣、特に紺などは最初の方は色落ちする事が多いです。
洗濯する前に色落ちしそうかどうかを確認しましょう。

水で濡らした白いタオルに気になる色つき部分にあて、軽くたたいてみます。
タオルに色が付いたら色落ち・色移りの可能性大です。

他の衣類と一緒に洗わないように気をつけましょう。


高温や長時間になるほど色落ちしやすいので、水を使って手早く洗います。

また、洗剤を使用しない水洗いなら色落ち防止に酢を使うことが出来ます。

それでもやはり、初めての洗濯では多少色落ちする事がありますので、どうしても色落ちさせたくない場合は、こちらもクリーニング店へ相談してみましょう。

◆浴衣を洗濯する際の前準備

1度袖を通しただけの、汗が気になる汚れの無い浴衣の洗濯は水洗いだけでも十分です。


汗染みや、首汚れが気になる場合は色落ちしにくいおしゃれ着用の中性洗剤を使用して下さい。

気になる部分(襟や脇・裾)には直接洗剤をつけておきます。


あとは、たたんで洗濯ネットに入れて洗います。
(手洗いの場合はネットに入れなくてもいいです。)


たたみ方は『袖たたみ』でたたみます。

【袖たたみ】

最後の丸める所は、襟が表に出るように四つ折りにするのがおススメです。


ただし、シーズン終わりの最後の洗濯には、カビや黄ばみを避けるためにも洗剤を使用して丁寧に洗ってからしまうようにしましょう。

タンスなどにしまう場合は、『本たたみ』でたたみます。

【本たたみ】

次は、実際の洗い方を手洗いと洗濯機別に紹介します。

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浴衣を手洗いで洗う方法

使用頻度が高い場合は面倒ですが、やはり手洗いは一番ダメージが少ないです。


手洗いの場合はたらいにたっぷり水を張り、必要ならおしゃれ着洗剤を適量(製品に記載分より少なめに)入れます。

たらいが無ければ、たたんだ浴衣が真っ直ぐ入る大きさの鍋や洗面器などの器を使用して下さい。

洗剤を使わないなら、色落ち防止にを入てもいいでしょう。


容器に張った水に、たたんだ浴衣をつけてゆっくり押し洗いします。
たたんだ浴衣がほぐれないように、ゆっくり丁寧に何度か押します。

襟や脇の気になる部分は特に注意してもみ洗いします。
この時、乱暴にこすると襟崩れやほつれの原因となりますので優しく親指で擦る程度にもんで下さい。

さらにたたんだ着物をひっくり返して、同じように何度か押し洗いします。


その後は水を変えながら2~3度すすぎの押し洗いを繰り返しましょう。
 ※洗剤や酢を使わなくてもすすぎは行って下さい。


すすぎが出来たら(泡が出なくなったら)水を抜き、押し洗いの仕草を繰り返して軽く水を切ります。

その後たたんだ状態のまま乾いたバスタオルに包み、くるくると巻くようにして脱水しましょう。

その後は着物用のハンガーに、色褪せを防ぐため裏返して掛け、陰干ししましょう。


脱水は、洗濯機の脱水機能を使う事も出来ます。
それは次でお話しします。



浴衣を洗濯機で洗う方法

必ず『袖たたみ』してから洗濯ネットに入れましょう。

ネットのサイズは、たたんだ着物が折れたりよれたりしない大きさを選びます。

大き過ぎるとせっかくたたんだ着物がほぐれてしまいますので、大き過ぎてもダメですよ。


洗剤は溶け残りしにくい液体の物がおススメです。

汚れ具合にもよりますが洗濯機で洗う場合は、多めの水で一番弱い水流で2~3分洗います。

手洗いモードがあれば、そちらを使用しましょう。

そのために粉の洗剤だと溶け残ってしまう事があり、黄ばみの原因となります。


色落ちや色移りを避けるために、できれば他の衣類とは一緒に洗わないようにして下さい。


脱水時間は30~50秒を目安にして下さい。
1分以上かけるとしわや、浴衣の傷みの原因になりますので避けましょう。


家の洗濯機の脱水機能が不安な方は、手洗いと同じようにバスタオルを使って、くるくると巻くようにして脱水してもいいですよ。

脱水具合は、浴衣の端から滴が落ちない程度で大丈夫。

その後は着物用のハンガーに、色褪せを防ぐため裏返して掛け、陰干しします。
こちらも手洗いの時と同じです。


さあ、洗濯は終わりました。
次はアイロンのかけ方を紹介します。



浴衣をアイロンがけする方法

浴衣のアイロンがけは、着る前日に行いましょう。
 ※シーズン終わりの収納時にも行います。


基本は浴衣全体に霧吹きと布当てをしながら軽くしわを伸ばす程度にします。

その際は表より、裏返してアイロンを当てる方が安心です。

ただ絞りの浴衣の場合は、絞りが伸びてしまわないようさらに注意が必要です。


アイロンがけが終わったら、すぐにハンガーにかけて湿気をとばしましょう。

湿気をとばしておかないと、せっかく伸ばしたしわが戻ってしまう事があります。


シーズンも終わり、最後に洗う時もアイロンがけしてしわを伸ばしてから、『本たたみ』でたたんで収納します。

この時に糊付けしておくと、しわになりにくいので次に使う際に便利です。



まとめ

文字で説明すると少しややこしく、面倒に感じたかもしれませんが、やってみると案外簡単です。

特に浴衣は、他の着物と違って比較的お手入れが簡単に出来ています。

もちろん素材や質によっても違ってきますが、注意点さえ守っていれば洗濯も難しい事ではありません。

自分の家で洗濯できるようになれば、その浴衣にも愛着がわいてきて、洋服感覚で気軽に着て行けるようにるのではないでしょうか。

この夏はぜひ「自宅洗い」に挑戦してみて下さい。


 ※浴衣が暑いと感じたら、サイト内記事「浴衣が暑い日の涼しく過ごす着方」も参照してください。

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