七五三のお参りの由来と意味 数え年と満年齢どちらに行くべき?

最終更新日:2016/11/07

「うちの子の七五三はいつ?」
七五三の時期が近付くと、迷われる親御さんも多いです。

数え年と満年齢いろいろ言われていますが、どちらが正しいのでしょうか。

そもそも七五三詣を何故するのか。
お祝い?厄払い?どんな意味合いで神社へ行くのでしょう。

3歳と5歳と7歳、お参りする年齢が決まっているのは何故でしょう?
日付が決まっているのはなぜ?

由来や意味を知らないで準備をしていると、突然お子さんに「なぜ七五三をするの?」聞かれて困ってしまうかもしれませんよ。

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七五三のお参りの由来と意味とは

七五三は子供の成長をお祝いする行事です。

起源は平安時代からとも、室町時代からとも言われています。

昔はお産も今ほど安全なものではなく、また子供が育ちにくい時代でしたので年齢の節目に無事に育ってきたことをお祝いする行事でした。


まあ神様に無事育った事への感謝と、これからも無事に育つようにご祈祷するので、厄払い的な意味合いもないとは言えませんが「お祝い」が本来の形です。


七五三のお祝いをする年齢は以下の通りです。

  3歳の「髪置き」  

それまで短かった髪を伸ばし始める儀式。
昔は、子供は3歳まで育つことが難しいとされていたため、3歳になったお祝いをかねていました。


  5歳の「袴着」  

男の子が初めて羽織袴を着る儀式。
昔は、男の子は5歳を区切りに「男」として認められていました。


  7歳の「帯解き」  

女の子がそれまで着ていた紐止めの着物から、本仕立ての帯締めの着物に着替える儀式。


と、元々はそれぞれが大人の段階を踏むうえで行われていた別々の儀式でしたが、江戸中期に「七五三」として一つにまとめられたのが始まりとされています。

もとは上流階級のみの儀式だった七五三が、一般に拡がり始めたのもこの頃からです。


11月15日に行われるようになったのも江戸時代からと言われています。

これは、徳川家が「袴着の儀」を行った日であるという説が有力なようですが、15日が暦の上での吉日であった事なども由来しているようです。

※吉日についてはサイト内記事「七五三のお参り混雑予想 縁起の良い日はいつ?」で詳しく書いています。


しかし近年では共働きのご家庭が増えてきたため、日付よりも吉日を重視してご家族の都合に合わせて祝祭日に参拝をズラすことも多くなりました。

神社の方もそれを踏まえ、10月上旬~12月上旬あたりまで幅を持たせてご祈祷の予約を受け付けている所が多いようです。

お祝いは、

男の子は3歳と5歳
女の子は3歳と7歳

の年に神社に参拝します。
 ※男の子の参拝年齢は5歳のみと言う説もあります。

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数えの年齢と満年齢の違い

どちらが正しいかの前に、まずは数え年と満年齢の違いを説明します。


 数え年 

子供が産まれた年に「1歳」とした考え方で、以降は新年を迎えるたびに2歳、3歳と歳をとってゆく数え方です。

昔の人は「0」という考え方が無かったので「1」が始まりだったんですね。

例えば、誕生日が元禄3年8月26日だとすると、

元禄3年8月26日(産まれたその日)で1歳
元禄4年1月1日(新年)を迎えた時点で2歳

と数えます。

つまり現在の実年齢から言うと+1歳の差が出るわけです。

新年を起点として年齢を数えたのは、昔は西暦の考え方が無く、また年号も頻繁にコロコロ変わっていたので、その方が数えやすかったんですね。


 満年齢 

子供が生まれた日や基点となる最初の年を「0歳」とし、翌年の産まれた日(正確には前日の24時)を「1歳」とする考え方です。

現代の年齢の数え方ですね。

例えば、誕生日が平成3年8月26日だとすると、

平成28年8月20日では24歳
平成28年8月26日で25歳

と数えます。
同じ一年の中に、24歳の時と25歳の時があるのが「満年齢」となります。

病院の問診票などにはこちらで記入しますよね。


違いとしては、数え年が新年を起点に考えるのに対して、満年齢はその子供が産まれた日を起点としている事です。


なぜこの2つの数え方があるのかというと、昔は「誕生日」という概念がなかったからです。

「個人」より「家」単位の考え方が一般的でしたので、家族が新しい年を迎える「新年」を基準に年を数えるのが自然だったのでしょう。

自分の産まれた日を知らないと言う人の方が多かったくらいですから。


誕生日という概念は、明治の文明開化以降に日本に入ってきました。

その頃から「個人」に重きを置く考え方が拡まってきたんでしょうね。



七五三のお参りは数え年と満年齢のどちらに行くべき?

では実際、七五三は数え年と満年齢のどっちに行くのかというと・・・


七五三は子供が育ちにくかった昔の時代に始まったお祝いですので、当初は数え年の計算で行われていました。

この風習からすると数えの年齢で行う事が正式だと言えますが、最近では満年齢の方が一般的な年齢の数え方として定着していますよね。

入学の年も学期で区切りはするものの、判断基準は満年齢です。

これは、今の法律でも「年齢は生まれた日から起算すること」と定められています。


そう考えると、満年齢にお祝いするのが今の風潮なのかもしれません。


つまり、結論としては

どちらでもいい。

という事です。(笑)


いい加減な結論にも思えますが、神社の方でも数え年、満年齢、どちらでも受け付けています。


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とはいえ、地域によって一般的な風潮もありますので、親御さんが「満年齢で!」と主張されるならそれに従うのもありかと思います。

「行くべき」ではなく「行っても良い」ですので、臨機応変で良いという事のようです。


実際、兄弟姉妹の中でも上の子は満年齢で7歳になり、下の子は数え年で3歳だから一緒にやっちゃえ!・・・という事例も増えているようです。

上の子だけ、下の子だけをお祝いすると、まだ小さいうちは「なんでお兄(姉)ちゃんだけ!」とか言って拗ねちゃうこともありますしね。

七五三は子供の成長を喜ぶお祝いですので、ご家族の都合を考え、みんながお祝いできる方法を選ばれるのが一番だと思いますよ。



まとめ

七五三はお子さんの成長を祝い、これからの長寿を願う行事です。

3歳、5歳、7歳の節目に祝います。

最近は11月15日に拘らずご家族の都合に合わせて行われる場合が多く、神社でのご祈祷もそれに対応して頂けるようですね。

数え年にしろ満年齢にしろ、大事なのは家族皆さんでお子さんの成長を喜び、祝ってあげる事です。

なるべく皆さんが集まれる吉日を選んであげましょう。


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