インフルエンザに授乳中罹ったら赤ちゃんに母乳あげて大丈夫?影響は?

最終更新日:2016/09/06

もしも授乳中にインフルエンザに罹ってしまったら・・・

赤ちゃんへの感染はもちろんですが、母乳への影響も気になるところ。

母乳は与えて大丈夫?うつらない?
薬を飲んだ時の影響は?

妊娠中もそうでしたが、赤ちゃんが産まれた後もお母さんの心配は尽きません。

そんな、授乳中にお母さんがインフルエンザに罹ってしまった時の対策を紹介します。

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授乳期間中に母親がインフルエンザに罹ったら

授乳中に母親がインフルエンザに罹ってしまった場合は、赤ちゃんにうつっているかもしれないのですぐに病院へ行き検査しましょう

生後6ヶ月までは、赤ちゃんはインフルエンザの予防接種をうけられません。

それは、インフルエンザワクチンの効果よりもリスク(副作用などの危険性)の方が上回るため、あまり有効ではないと判断されているためです。

また、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは6ヶ月を過ぎた赤ちゃんよりも感染率が低いと言われていることもワクチン接種に適さない理由とされています。


しかし、生後6ヶ月未満の赤ちゃんがインフルエンザに感染しない訳ではありません。

感染する確率は低いものの、感染してしまうと抵抗力の弱い赤ちゃんは重症化する可能性が高いのです。

ですので、お母さんがインフルエンザに掛かってしまった場合は、まず病院へ行ってご自身の治療と、赤ちゃんの検査を受けて下さい。

 何科を受診する?  

受診の際はまず内科を受けて下さい。

赤ちゃんがいますから産婦人科や小児科へ行きたくなる気持ちはわかります。

しかし、インフルエンザに罹っているのはお母さんなので、小児科ではなく、まずは内科を受診しましょう。

その際は事前に病院へ連絡をして、インフルエンザである(だろう)事と、赤ちゃんがいて授乳中である事を伝えて指示を仰いでください。

病院によって対応は様々ですので。


また、できれば産婦人科は避けて下さい。
産婦人科には、妊娠中の妊婦さんがいます。

妊婦さんは体力的にも栄養的にも通常より弱っているので大変うつりやすくなっています。

妊婦さんがインフルエンザに罹っても胎児に影響はないと言われていますが、母親の高熱や咳などが妊娠状態に影響を与える可能性があります。


私が以前産婦人科を受診した時に、若いお嬢さんがインフルエンザにも拘らず産婦人科を訪れて騒ぎになった事があります。

インフルエンザ中に持病が重くなり、不安になって受診されたようですが、看護師さんに諭されてすぐに別の場所へ連れていかれました。

そのくらい、産婦人科ではインフルエンザ・・・感染症に対して敏感です。


子供を持つお母さんなら、お腹に赤ちゃんがいる時にインフルエンザ患者さんが隣に座っているかもしれない恐怖をわかって頂けるかと思います。

なので、まずは内科を受診して下さいね。



母親のインフルエンザが母乳から赤ちゃんへうつらない?

お母さんがインフルエンザに罹っているのに母乳を与えても良い?
母乳からインフルエンザがうつらない?

大丈夫です。

インフルエンザは飛沫感染ですので、血液から作られる母乳から感染することは考えにくいと言われています。


むしろ、母乳を飲ませる事で赤ちゃんは母親から免疫を受け取るわけですから、抵抗力が増します。

ですので、インフルエンザに罹ってしまった場合でもお母さんはちゃんと栄養を摂り、出来るだけ母乳を与えるようにしてあげて下さい。


母乳を与えていて感染したという時に考えられる原因は、

 ・授乳の際にくしゃみして赤ちゃんにつばが掛かってしまった。
 ・くしゃみをした時に母乳につばが掛かってしまった。

などのケースです。


これらを防ぐために厚生労働省や医療機関などでは以下の3点を直接授乳の条件として提案しています。

 ① 抗インフルエンザ薬を2日間以上服用している。
 ② 熱が下がって平熱となっている。
 ③ せきや鼻水がほとんどない。

これら3つの条件をクリアしていたら、直接お母さんから母乳を与えても感染のリスクは低いと考えられています。


しかし、上の3点をクリアしていてもお母さんがインフルエンザである事に変わりはありません。

なので、お母さんが直接母乳を与える時は、必ず手洗いうがいをし、服を着替えるか清潔な上着を羽織るかしてから、マスクを着用して授乳するようにして下さい。

また授乳中は、極力くしゃみをする事も避けるように気をつけましょう。


条件をクリアしていない、または、しんどくて直接母乳を与えられない時は搾乳して、感染していない家族に哺乳瓶を渡し、飲ませてもらうといいでしょう。

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 ≪お父さん授乳の図≫

この時、搾乳した母乳にお母さんのインフルエンザウイルスが触れないよう、手洗いうがい、着替え、マスクなど、直節授乳と同じくらいの注意が必要です。

病気中、お母さんはマスクを手放せませんね。


発症後7日経過して、熱が下がり症状がなくなったら他人にうつす可能性は低くなると考えられています。

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インフルエンザの薬を飲んだ場合の母乳への影響は?

母親がインフルエンザの薬を服用している場合でも授乳は可能と言われています。

特にリレンザやイナビルなどの吸入薬は体内への吸収も少量ですので母乳に含まれてしまう事はほとんどないと言われています。

ただし、お薬の注意事項には「授乳時の服用は避ける」もしくは「服用中は授乳を避ける」などの記載がされている場合があります。


この場合は必ず医師に確認をとって下さい。

また、受診時には必ず医師に授乳中であることを伝え、授乳を続けたいので影響の少ない授乳が可能なお薬を出してもらうようお願いしましょう。


さらに、インフルエンザの薬を飲まないという選択も出来ます。


通常インフルエンザに罹った時に処方されるタミフルやリレンザなどはインフルエンザの治療薬ではありません。

インフルエンザに治療薬は存在せず、基本は本人の免疫力で治します。

インフルエンザの薬は、本人の免疫がウイルスと闘う際にウイルスの増殖や働きを邪魔するための阻害薬でしかありません。

そのため、あえてインフルエンザのお薬は服用せず高熱を下げるための解熱剤などのお薬を必要な時のみ服用するという選択も可能です。

ただしその際は 治癒が遅れたり、重症化するリスク も考えなければいけませんので、十分に医師と相談してから決めるようにして下さいね。


お母さん一人の身体ではないのですから、赤ちゃんと同じくらい、ちゃんと自分も労わってあげて下さい。

 ※お母さんの休養についてはサイト内記事「インフルエンザに母親が感染 家事や育児はどうする?」でも書いてますので参照ください。



まとめ

インフルエンザに罹っても母乳から赤ちゃんに感染する可能性は低く、インフルエンザの薬を服用しても問題はありません。

しかし、お母さんから赤ちゃんにうつる確率は高いので、注意が必要です。

免疫力をつけるためにも母乳を与えた方が良いので、授乳中の場合はできるだけ直接母乳は避けて搾乳して家族にお願いするようにして下さい。

どうしても直接授乳するしかない場合などは、手洗いうがい、マスク、着替えを徹底して出来るだけくしゃみを我慢するようにして下さい。

インフルエンザはお母さん本人も辛く大変です。

赤ちゃんの事も気になるでしょうが、ご自身もちゃんと休めるよう家族に協力をお願いして下さい。


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 「インフルエンザが流行する時期や症状と潜伏期間」
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 「インフルエンザの看病方法と注意点 食事は何が良い?」
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