熱中症 高齢者が陥る原因とは?予防と対策は?どんな症状がでるの?

最終更新日:2015/07/12

毎年、過去最高の気温を更新し続ける日本。

毎年、熱中症の被害がTV等で報道されます。
特に高齢者の方は、毎年被害が報道されています。

高齢者の熱中症はご家族、そして何よりご本人がきちんとした知識を持って対策をする必要があります。

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熱中症 高齢者がおちいりやすい原因とは?

高齢者の方が熱中症に陥りやすい原因としてあげられやすいのは、まず昔の感覚で冷房を使う習慣が無かったことです。

特に70~80代は、冷暖房機器を「ぜいたく」という中で幼少期を過ごしたため、使うことじたいに抵抗を感じられるのだと思います。

出来れば、ご家族が一緒にいて「私が暑いから」という理由で使うと、「家族のために」と、わりと抵抗されることなくエアコンも使っていただけるのですが、共働きが多いご時世、難しいのも事実です。


それと、高齢になってくると若い頃に比べ肌の感覚が鈍くなってしまう事にも原因があります

発汗作用も衰え始めるのも確かなのですが、なにより外気温に対する感覚が鈍くなり、暑さや寒さを感じることが難しくなってくるのです。

そのため、自らの体温が上がっていることにも気付けなかったり、のどが渇いていることにすら中々気が付かない場合もあります。




熱中症 高齢者が自然にできる予防と対策

では、どうすれば高齢者の熱中症を予防することが出来るのでしょうか?

まず、本人が自覚する前に家族が気付いてあげる事が大切です。

先にも述べました通り、エアコンをつけるのは「お婆ちゃん(お爺ちゃん)の身体が心配だから」と正直に言うよりも、「私(子供)が暑いから。しんどいから」と言うと、家族のために、と納得して頂けるようです。

ですが、日中は一人。もしくは一人暮らしだったりすると、なかなかそうは上手くいきません。

その場合は部屋に温度計を置き、設定温度を決めましょう。
温度計が、30℃を超えたら冷房を25℃設定でつける。など、ルールを作り、自らの暑さ寒さで判断させず、客観的に管理するよう心掛けてもらいます。

また、高齢者の熱中症の多くの要因は「脱水症状」だと言われています。

夏の盛りは汗をかくのは当然で、体温調節の観点からも大切な身体の機能です。
高齢者だからと汗をかくことを否定せず、発汗した水分をしっかり補充する事を心掛けてもらいましょう

その際、高齢者はのどの渇きに鈍くなっているので「のどが渇いたから」飲むという感覚はやめ、「時間が来たから飲む」と言ったように気を付けてもらい、時間があれば連絡を取り、きちんと水分を取っているか確認してあげると良いでしょう。

毎日、1日に必要な水をペットボトルや水筒に入れて用意しておき、必ず飲み切るよう言っておくのも効果的です。


●水分を取る上でも、いくつか注意点があります。

  • 珈琲やお茶、ビールなど利尿作用のあるものは避ける。
    水分を取っているつもりでも、逆に脱水症状に陥る場合があります。
    水と一緒に、ミネラルや塩分(塩飴や梅干し)を摂ると良いでしょう。

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  • スポーツドリンクは取り過ぎない。
    スポーツドリンクはあくまでスポーツをする方を基準に作られているので、運動もせずに普段使いで飲み過ぎると「糖尿病」に陥る危険性が出てきます。
    高齢者の場合、1日500ml~800ml以内にとどめましょう。

  • 一気に飲まない。
    一気にとっても水分全てが吸収できるわけではなく、吸収できないものは尿として排出されてしまいます。
    定期的に一定量をとることが大切です。

  • 冷たいものを取り過ぎない。
    内蔵(胃)が反応できず、夏バテの原因となります。摂取水分は常温が理想ですが、夏場は外気にさらしておくと温まってしまうので、冷暗所にて適度に保たれたものを取るようにしましょう。

  • 含むだけではダメ。きちんと飲み込みましょう。
    これは私の祖母もそうでしたが、暑くて水すら飲みたくない場合は「うがい」で済ませることがありました。
    しかしこれでは体内に水分は行き渡りません。
    しっかり飲み込む事が大切です。


≪ 推奨 ≫
暑くて飲む事も出来ない場合は、まず氷を一片、舐めてもらうようにしましょう。
その後お水をコップ一杯差し出すと、わりと飲んでもらえます。

※これは、年齢に関係なく共通した注意点です。
ご自身も気を付けましょう。



熱中症 高齢者によくでる症状とは?

熱中症は、俗に「熱あたり」といって、湿気の高い高温状態の中で体内の熱調節機能が調子を崩し、体温調節できずに熱がたまるものを指します。

しかし高齢者の場合は、この症状に陥る前に「脱塩水症」…つまり、体温調節に必要な水分と塩分が足りていない状態から始まる熱中症「かくれ脱水」が原因の場合が多いそうです。

症状としては頭痛・目まいの他に「むくみ」があげられます。

比較的元気に見えても、実はつねった皮膚の盛り上がりがなかなか治らなかったり、押した指のへこみの戻りが遅かったりした場合はこの、かくれ脱水を疑いましょう。
足が攣りやすくなることも、脱水が原因だと考えられます。

他には

  • 口が渇く。
  • 舌が白い。(もしくは真っ赤になっている)
  • 首筋がべたついている。
  • 爪を押して白くなったが、中々戻らない。
  • 手足が冷たい。
  • 微熱がある。

などがあげられます。

このような症状が見られた場合は、涼しい部屋で十分な水分と塩分を摂らせて安静にしてもらいます。

首や脇に保冷剤などの冷たいものをあて、体温を調節すると良いでしょう。

それでも症状が治まらないようでしたら、速やかに救急車を呼ぶか、かかりつけ医に連れて行く必要があります




まとめ

昔と違って、今は日本の湿度の高い猛暑は高齢者にとって順応しずらい変化です。

特に高齢者は、他の方々に比べて重症化しやすい傾向にあると言われています。

その要因の一つとして、周囲とのコミュニケーション不足により対応が遅れる。
というものがあります。
普段からご家族やご近所の方々と積極的にとコミュニケーションをとるようにしましょう。

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