献血のメリットとデメリット 献血の条件とは?献血できない人がいる?

最終更新日:2016/07/05

7月は、「愛の献血 助け合い月間」です。

あなたは知っていましたか?
私は知りませんでした。(笑)

夏は猛暑や長期休みの影響で、献血者数が減少する傾向にあります。

そこで厚生労働相、各都道府県や日本赤十字社がこの月「愛の献血助け合い月間運動」を全国で展開、献血者を募っているそうです。

日頃、献血を少し怖い。とか、面倒くさい。なんて考えてる方も、献血を見直してみる良い機会だと思います。

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献血をする上のメリットとデメリット

一昔前は血液が売買されていた時期もあったようなのですが、現在は禁止されています。

献血は、献血者のボランティア精神で成り立っているのです。

とはいっても、献血をする上で自分にもお得があった方が嬉しいですよね。
献血をする上でどんなメリット・デメリットがあるのでしょう?


  ●メリット  

①自分が誰かの役に立っていることを気軽に実感できます。

「気軽に」という言い方は適切ではないかもしれませんが、普段からボランティアとして社会に貢献したいと思っているのに、経済的にも時間的にも余裕がない。なんて思われている方には是非おススメです。

また、献血した後のスタッフの方々からの「ありがとう」という言葉は、自分でも誰かの役に立てるんだという喜びとして、日々の生活に追われ疲れたご自身の心も癒してくれます。


②自身の血液の状態が把握できます。

献血では、輸血の安全上の観点から採血時に血液の状態を検査します。
それを本人にも通知してもらえます。

これにより、自身の体調を知ることができ、管理しやすくなります。

≪注意!≫
※現在では検査目的での献血は禁止されています。
特にエイズや肝炎は、検査で検出されにくい時期がありますので、その時期に検査目的で献血されますと輸血者の感染および命の危険にかかわります

疑いのある場合は、決して献血をしないで下さい。
 献血ではない一般の方のためのHIV(エイズ)検査を実施・通知してくださる場所は下記サイトで検索できます。
 ⇒『厚生労働省 HIV検査相談研究班「HIV検査・相談マップ」

 ※検査目的の献血を避けるため、現在ではHIV(エイズ)の検査結果はご本人に通知していない所もあります。


③特典があります。

献血に行くと、感謝された上に様々な特典が頂けたりします。

採血後の飲み物やお菓子がタダで貰えたり、献血場所にもよりますが、おみやげ(?)まで頂ける場合があります。

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  ●デメリット  

注射針の使い回し(消毒措置済み)が使われていた昔は、他の方の病気等の感染の危険性があったことも事実です。

しかし現在は知識も広まり、細心の注意をもって感染を防止しているので大丈夫です。

では、現在のデメリットとは?

まれにですが、気分が悪くなったり、目まいやふらつきが起きます

これは、献血に慣れていない方が一度に血液を損なうために起きる状態ですが、こういう万が一の状態にも献血ルームでは速やかに対応して頂けます。

あとは、せっかく行っても「お断り」されるケースがある事でしょうか。
これは結構、ヘコみます。(笑)

なので、以下に基本的な献血の知識を記載しておきます。
参考にして下さい。

 ※お薬については「服用すると献血できない薬とその理由~」を参照ください。



献血をできる人の条件・献血の種類と基準

献血には、献血者の健康に配慮した様々な決まりがあります。
ご自身のための決まり事です。それを理解して献血にご協力ください。

※初回の献血時には、本人確認のため身分証の提示が求められます。


  ●献血の種類  

献血には、すべての血液成分を提供する全血献血と、血液の中でも回復の早い成分だけを抽出し、回復の遅い赤血球成分を身体に戻す成分献血の2種類があります。

全血献血に比べ、成分献血は身体の負担が軽い献血ですので、次に献血を受けられる間隔も短く、年間の献血可能回数も多くなっています。


  ●献血の基準  

  成分献血の場合  

・年齢は、18歳~69歳まで(65歳以上は60歳~64歳までに献血経験のある方のみ)
・体重は、男性で45㎏以上・女性で40㎏以上必要
・年間の献血可能回数は、すべての成分献血の合計で24回以内
・他、血圧や血色素量など血液成分に決まりがあります。

  全血献血の場合  

≪200ml献血≫
・年齢は、16歳から。上限は成分献血と同じ69歳まで(65歳以上は60歳~64歳までに献血経験のある方のみ)
・体重は、男性で45㎏以上・女性で40㎏以上必要(成分献血と同じ)
・年間の可能献血回数は、男性6回以内・女性4回以内
≪400ml献血≫
・年齢は、17歳から。上限は成分献血と同じ69歳まで(65歳以上は60歳~64歳までに献血経験のある方のみ)
・体重は、男女とも50㎏以上必要
・年間の可能献血回数は、男性3回以内・女性2回以内

※全血献血の場合は、年間を通じて総採血量が男性1200ml以内・女性は800 ml以内と定められていますので、それに応じて年間の可能献血回数も変わってきます。

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献血できない人がいる?

せっかく献血に行ったのに、採血を断られてしまった。

そんな経験をされた方も少なくはないと思います。
私もあるのですが、これは実にヘコみますね。

しかしこれは、非常に大切な措置なのです。

献血は献血者の負担を考慮し、また、輸血の安全性を高める観点からも、献血基準の他に様々な制限を設けています。

この制限によって、一時期献血ができない方と、ずっと献血できない方といらっしゃいますので、一度採血を断られたからといって献血を敬遠せず、確認して再チャレンジして頂きたいものです。

【 一時期 献血ができない方 】
  • 前回の献血から規定の間隔をあけておられない方
  • 当日、体調のすぐれない方(空腹・睡眠不足など)
  • 妊娠中の方(出産・流産してから6ヵ月以内の方も含む)や授乳中の方
  • 発熱されている方
  • 規定のお薬を服用中の方
  • 血圧の低い方
  • 海外旅行(または海外生活)をされた方
  • 一定期間内に予防接種を受けられた方
  • ピアスの穴をあけて1ヶ月~1年以内の方
  • 6か月以内に入れ墨をされた方

等となります。


 妊娠中・授乳中の方 は当然ですね。今はご自分と赤ちゃんの体調の事だけ考えていて下さい。

血液が減少するという事は、免疫も低下するという事です。
もちろん献血は献血者の身体に影響のない量のみの採血しか致しませんが、あくまで健康な状態の時に限ります。


 発熱中の方 は、ご自身の体調を整えてから献血に再チャレンジしましょう。


 規定のお薬を服用されている方 は、最後の服用から一定の間隔をあけてから献血が可能となります。
間隔はお薬によっても違いますので、各献血センターへお問い合わせください。

※お薬によってはずっと献血ができない場合もあります。詳しくは、サイト内記事「服用すると献血できない薬その理由~」を参照ください。


 献血可能な血圧 は、「最高90㎜Hg(ミリメートルエッチジー)以上」と定められています。


 海外へ行かれた方 はウイルス感染の観点から、帰国(入国)当日から4週間以内の献血はできない決まりとなっています。


 予防接種 は、その種類によって受けられない期間が異なりますので、献血センターまたは予防接種を受けた医師にご相談ください。


 ピアス は、穴をあけてからしばらくはウイルス等に感染する恐れがあります。
そのため、医療機関で開けられた場合は1ヶ月、それ以外の場所で開けられた場合は1年間、献血ができない決まりとなっています。

 ※場所によっては1年以上経過していてもお断りされる場合があります。


 入れ墨 もピアスと同じ理由から、6ヶ月以内は献血できません。




【 ずっと献血できない方 】
  • 特定の持病または病歴をお持ちの方
  • 過去に輸血歴および臓器移植歴をお持ちの方
  • エイズ・肝炎などのウイルス保有者、またはその疑いのある方
 特定の持病 とは、

・心臓病
・悪性腫瘍(癌)
・けいれん性疾患
・血液疾患
・ぜんそく
・アレルギー疾患やネフローゼ症候群で特定のお薬を服用されている方

これは献血者の採血時の安全と、輸血の安全性のため定められています。

なお、過去に病歴があり現在治癒されている方でも対象となります。
(持病のある方・あった方は一度医師にご相談ください)


 輸血歴・臓器移植歴のある方 は、あくまでも輸血の安全性を高める理由からお断りさせて頂いているだけで、過去歴があるからといって、病気や感染を疑っている訳ではありません。
ご理解とご協力をお願いします。


 エイズや肝炎 は、いずれもウイルス感染の危険性が高いにもかかわらず検査では検出されにくい時期があります。よって、輸血を必要とされる患者さんへの感染防止を考慮してご遠慮いただいております。
詳しくは献血センターへお問い合わせください。


上記の他にも個別の事情によっては献血をお断りされる方がいらっしゃいますが、すべては献血者および輸血の安全性を考慮したうえでの判断ですので、ご理解とご協力をお願いします。



まとめ

長々と条件を書いてきましたが、誤解の無いよう言っておきます。

献血は、決して健康者とそうでない方を比較している訳でも分けている訳でもありません。
また、そんなに敷居が高いものでもありません。

なにより、誰かの役に立つという行為は自身の心のゆとりに繋がります。

身近なボランティアとして、また20歳の記念にでも一度、経験してはいかがでしょうか?

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