多汗症改善策の原因を知ろう!食事や漢方は有効?手術の副作用とは?
自分は汗っかきだと自覚している方は、実はわりと多いのです。
汗は周りとの差がわかりやすいので、特に気になります。
自分は多汗症ではないのか。
そんな心配はしても、
たかが汗が多いくらいで病院へ行くのは…。
と行きづらいと感じている方も多いのです。
しかし大量の汗は、身体からのシグナルである場合があります。
周りと比べてみておかしいと感じたら、一度キチンと病院で診てもらう事をおススメします。
多汗症改善策 まず原因を知ろう!何科に行けばいい?
多汗症には、身体的な要因と精神的な要因の2種類があります。
身体的な要因では、汗腺異常やホルモン異常(甲状腺機能障害)などがあり、
精神的な要因では、緊張性の発汗や、発汗恐怖症などがあります
私は冷え性だし、汗はかくけど多汗症ではないよね…。
という方もいらっしゃいますが、それは違います。
冷え性の方でも多汗症になります。
というより、手足に大量の汗をかくことによって末端の血管が収縮して血流が滞り、冷え性になっている場合があります。
他に、甲状腺機能の異常による発汗の疑いがあります。
原因を知る事は治療に繋がります。
気にし過ぎだと思われている方でも一度、病院へ行ってみましょう。
しかし多汗症を治したくても、まず何科に行けばいいのかが判らない。
そんな場合はまず皮膚科に行ってみて下さい。
皮膚や汗腺そのものに原因があるのか、診てもらいましょう。
皮膚に問題が無い場合は内科へ。
体温や内臓などを確認し、汗をかくような原因(ホルモンの異常など)が無いかを調べてもらいます。
それでも原因が判らなかった場合は、神経性のものが考えられますので、心療内科で相談してみましょう。
多汗症の場合、処方されるお薬のほとんどがこの神経性の治療薬となります。
多汗症の改善策は?食事と漢方を考えてみる
多汗症は、常に交感神経が活発な状態になっていて、大量の汗をかきます。
交感神経は、感情が高ぶったり、体温が上がったりしても活発になります。
そのため、神経を落ち着け、副交感神経を活発にさせるという事は有効的な手段です。
食事で言えば、刺激的なものは避けましょう。
特に、辛いものには発汗作用があります。
デトックス効果は期待できるのですが、汗をかきたくない場面ではおススメできません。
そして、辛いものだけでなく、味が濃いものも要注意です。
タバコや、コーヒーなどのカフェインも禁物です。
アルコールは体温調節自体が不安定になるので避けた方が無難です。
では何が良いのでしょうか。
豆類などに含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た構造をしていて、足りない分を補てんしてくれたり、イライラなどの不安定な精神状態を落ち着けてくれる効果があります。
あと、日本人は魚より肉の分解の方にエネルギーを使います。
もしあなたが肉中心の食生活をされているのなら、ダイエットもかねてヘルシーな魚中心の食生活に変えてみるのも良いかもしれません。
そして、漢方ですが…
残念ながら「多汗症に効く!」と謳われる漢方は発見されていません。
しかしながら、その症状や、汗をかく状況により考えられる原因を改善するための漢方が処方される場合があります。
症状に合わせた処方が必要となりますので、漢方を試してみたいなら一度、漢方医の診察を受ける事をおススメします。
漢方は、効き目を見ながら医師が処方を変えてゆくと言う治療スタイルですので、根気が必要となります。
まずは、効き目に即効性が無い事を十分に理解してから治療にかかるようにしましょう。
多汗症改善のための手術にある副作用とは?
多汗症の手術の多くが、交感神経そのものの伝達を切ってしまうものだそうです。
神経の伝達を失くすので、汗をかく事はなくなりますが、手術後は、まれに今まで汗をかかなかった部位から汗をかく場合があるそうです。
もちろん、多汗症発症時とは比べ物にならない量ですが、他の部位からの汗が増えた。と感じる方もいらっしゃいます。
また、汗をかかなくなった部位の乾燥を感じるようになるそうです。
汗自体をかかなくなるのですから当然の事なのかもしれませんが、保湿クリームを手放せなくなるケースもあるようです。
上記のリスクがある事をふまえた上で、医師と十分に相談してから行ってください。
まとめ
汗をかきやすい夏は汗っかきにとってはとても辛い季節になります。
汗ジミはもちろんの事、臭いも気になるし、何より人目が気になります。
しかし適度な汗は体温の調節には欠かせない機能ですので、よほどの事情でもない限り手術で汗をかく機能を取り除いてしまう事はおススメできません。
できるだけ、日々の生活からの体質改善を目指しましょう。
また、「ミョウバン水」という手作りの制汗水はおススメです。
気になる方はサイト内記事の「ミョウバン水の作り方」を参照ください。
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