喪中はがきの時期はいつ?文例と図柄を紹介 もし年賀状が届いたら?
喪中はがきとは、その年に身内に不幸があった場合に、自分の知人に喪中であるために年始の挨拶が出来ない旨をお知らせするはがきです。
あまり出す機会が無いに越した事はありませんが、やはり最低限のマナーや方法は知っておきたいもの。
ここでは、喪中はがきの時期や文例・年賀状を頂いてしまった場合の対処法などをご紹介します。
喪中はがきを出す時期はいつ?用意していた年賀状はどうすればいい?
年賀状の手配は、早い方なら11月頃から始められると思います。
できるだけ予定を立て始めるこの時期以前の10月中旬には相手に届くように送るのが理想ですが、11月以降に予期せぬ不幸がある場合もあります。
なので遅くても、郵便局が年賀状の受付を開始する12月15日頃までには相手に届くように送られると良いでしょう。
しかし、こういった不幸というのは、予定は立てられないもの。
年末の差し迫った時期に不幸があった場合、例えば今出すと年明けになるかも・・・という時期(12月25日~31日くらい)は、喪中はがきを諦めて寒中見舞いを手配するのもありだと思います。
また、年賀状を買った後に身内に不幸があった場合は、交換手数料無しで不要になってしまった年賀はがきを交換してもらえます。
(その年に発売されたお年玉付年賀はがきに限ります)
詳しくはお近くの郵便局にお問い合わせください。(郵便局HP)
喪中はがきは誰に送るの?文例・図柄を紹介
送る相手は、差出人(自分)と年賀状のやり取りをすると予想する方々に送ります。
具体的に言うと、昨年に年賀状を頂いた方には送っておきましょう。
文例も、印刷をお店などに依頼する場合はひな形が用意されていますので、その形に従って作れば問題ないでしょう。
ご自宅のパソコンなどで作成される場合は、
① 喪中であり、年始の挨拶を控える欠礼を詫びる冒頭文
② 故人は誰なのか・いつ亡くなったのか・故人の享年など
③ 差出人は、故人とはどんな続柄なのか
を必ず記載します。
※文例
本年〇月〇日に、(続柄)・○○(故人の御名前)が永眠いたしました
ここに本年中賜りましたご厚情を深謝申し上げますとともに明年の変わらぬご交誼のほどよろしくお願い申し上げます
寒さ厳しい折、皆様のご健勝をお祈り致しております
平成〇〇年12月(11月)
表書きは相手に見せるというよりも、郵便局員に正しく読み取って頂くことの方が大事ですので通常通り(黒色インク)で構いません。
※図柄(例)
喪中はがきを出したのに年賀状が届いたら
喪中はがきは本来「身内に不幸があり喪に服しているため、新年のご挨拶を控えさせて頂いております」または「お祝いをする心境にないので、失礼を許して下さい」と年賀の挨拶が出来ない非礼を予めお詫びする意味で送るものです。
ですので、相手に年賀状を出さないようお願いするものではありません。
喪中はがきが送られてきたからと言って、年賀状を出してはならない訳ではないのです。
(喪に服している相手には、お祝いを述べるのを控えるのが一般的な考えですが)
という事で、喪中はがきを送った相手から年賀状を送られてきた場合は「寒中お見舞い」を送ってみるのはどうでしょう。
強制ではありません。
しかし挨拶に対し、挨拶を返さないというのもいかがなものかと考えられるなら、松の内(7日)を過ぎた頃に「季節のご挨拶」をお返ししましょう。
また、喪中はがきを出していない相手から年賀状が届いた場合も同様に寒中お見舞いにて、故人が亡くなった旨の説明と、年賀のお礼を代理する事のお詫びを書きます。
※寒中お見舞いについてはサイト内記事「寒中お見舞いの目的 時期はいつ?」を参照ください。
喪が明けて翌年以降のお正月に故人宛てに年賀状が届いた場合などは、すぐに年賀状を返し、代理であるお詫びとお礼、すでに宛人が故人となっている旨を記しましょう。
まとめ
喪中はがきは、あくまで「自分が喪中であるためにお祝い事を控えさせて頂いています」という意味で送ります。
従って、喪中はがきを送った相手から年賀状が送られてきても怒ったり、軽蔑したりしないで下さいね。
また、喪中はがきにはマナーも色々ありますが、要は、自分が喪中であるためお祝い事を控えている旨が伝われば大丈夫です。
あまり畏まって考えず、まずは連絡する事を第一に考えましょう。