赤ちゃんのイヤイヤ期はいつからいつまで?その原因と対処法とは?
夜泣きが落ち着き、寝不足が解消され始めるとやってくるのがイヤイヤ期。
この時期の子供は何が不満なのか、何かにつけ「イヤイヤ」と首をふり、親の言う事を素直に聞いてくれなくなります。
ここでは、そんな困ったイヤイヤ期の原因や対処法をお話しします。
子供だって、日々いろいろ考えているんです。
イヤイヤ期はいつからいつまで続くの?
始まってみれば、いつまで続くのかと頭を抱える「イヤイヤ期」。
だいたい子供は2歳頃(早い時には1歳)から、魔のイヤイヤ期に突入します。
実はそれ以前からも泣いてイヤイヤする事もあるのですが、はっきりと親とぶつかり始めるのがこの時期からなのです。
個人差もありますが、だいたい1~2年(3~4歳)ほど…トイレトレーニングが落ち着き始める頃には、イヤイヤ期も収束を迎える事が多いようです。
そんな子供のイヤイヤ期。どうして始まるのでしょうか。
イヤイヤ期の原因は?どうして始まるの?
まず、イヤイヤ期は子供にとって大きな成長期だという事を理解して下さい。
子供が成長する上で避けては通れない過程であり、親御さんはそれを避ける事は出来ません。
子供を育てる以上は、必ず当たる壁といっていいでしょう。
しかし、裏を返せば「赤ちゃん」が「子供」になるという、大人への階段を一つ登る時期だとも言えます。
この時期に子供は自分が「個人」であるという事を理解し、自我が芽生え始めるのです。
ともあれ、イヤイヤ期は子供が正しく成長している証拠でもあるので、イヤイヤ期が来たらまず、自分の子育ては間違っていなかったのだと自分を褒めてあげて下さい。(笑)
子供のイヤイヤ期の対処法とは?
この時期の子供は自我が芽生えたとはいえまだまだ気持ちの上では「赤ちゃん」なので、理解が追いつかず、使える語彙も少ないです。
なので親に対して、自分の不満を「イヤイヤ」という形でしか表せないのです。
「服のボタンが上手に留められなくてイヤイヤ」
「靴が上手にはけなくてイヤイヤ」
など、だいたいは自分でやろうと思っているのに上手く出来ない状態で、親が手を出していくる事に対して「イヤイヤ」となる事が多いようです。
これに対する対策は、出来る限り子供の「自分でする」気持ちを尊重して待ってあげる事が一番です。
「ボタンは少し持ち上げて穴に入れてあげよう」
「靴の穴には先に(足の)親指を入れてごらん」
など、時にはヒントを出してあげたり、応援してあげたりして、子供のやる気を削がないように付き合ってあげて下さい。
大切なのは、イヤイヤ期の子供は「芽生え始めた自我に対し、自分の感情を上手に説明できない」のだと理解する事です。
だから「何がそんなにイヤなの!?」と問いかける事は、子供をさらに困惑させ、イヤイヤを激しくさせる要因となります。
ここは親御さんが、子供が何に対してイヤイヤしているのかを汲み取ってあげて、共感してあげる方がスムーズに運ぶ事が多いです。
「早くお靴履いて!」と言うより、
「靴が上手に履けなくて悲しいね。今は保育園に行く時間だから、帰ったらお靴履く練習しようか?」と説得した方が、納得してくれる場合が多いようです。
叱り方についてはサイト内記事「イヤイヤ期に疲れた親がやってはいけない叱り方」も参照ください。
まとめ
子育ては根気が必要となりますが、大人は日々の生活に追われ、つい急いでしまいがちです。
この時期の子供に必要なのは、納得してもらう事だと思います。
まだまだ理解が及ばない子供を説得するのは大変だと思いますが、まずは子供を一人の人間として接し、子供が理解できる言葉を選んで話をしてみる事から初めてみてはいかがでしょうか。