ムートンブーツの雨濡れお手入れ法 洗い方や乾かし方と保管方法は?
お気に入りのムートンブーツが雨に濡れて汚れたりしたらショックですよね。
自分で洗う事は出来るのでしょうか?
もちろん出来ます。
今はムートンブーツ用の洗剤やお手入れ道具が多く販売されていますし、お手入れ方法も多く紹介されています。
ですが、高価なブーツを扱う場合は覚悟が必要です。
不安な方は無理をせず、靴も扱ってくれるクリーニング店へ持ってゆきましょう。
ムートンブーツ雨濡れのお手入れ 洗い方は?
簡単な水濡れ程度でしたら、水シミになる前に自分で対処することも出来ます。
◎水濡れ直後にしておきたいこと。
部分的に水濡れが発生した場合は、スポンジを水で濡らして硬く絞り、軽くトントンを叩くようにムートン全体に水を含ませてゆきます。
(衣服の染み抜きの要領です。)
クリーナーを使わない場合は、水やお湯に直接ブーツを漬けないようにしましょう。
全体にしっとりした感じまで湿らせて、型崩れしないよう丸めた新聞紙やブーツキーパーを詰めて形を整えます。
◎お手入れ
専用クリーナーを使用する場合は、ムートンは染み込みやすいので、洗剤やクリーナーを直接付けないように注意して下さい。
必ずムートン用の専用クリーナーを指定の水量で薄めて使用します。
※クリーニング方法は、専用クリーナー指定の方法を厳守して下さい。
汚れがひどい場合や広範囲に拡がってしまった場合、時間が経ち過ぎた場合などは自分で手入れをする前に専門のクリーニング店に相談してみましょう。
擦ると生地に傷がつき、そこから洗剤や汚れが染み込んでシミになりますので、水やぬるま湯に漬けて撫でるように洗います。
乾かし方は次章でお話しします。
濡れたムートンブーツの乾かし方
温風の前に晒したり、ストーブの前で乾かすなどは絶対やめましょう。
コツは、慌てて乾かそうとしない事です。
慌てると、かえってシミを作ったり、縮んだり、硬くなったりしてしまいます。
場所は、日射しの当たらない風通しのいい所で1~2日陰干しします。
この時、中敷きが外せるようなら外しておくと、早くキレイに乾きます。
型崩れしないように丸めた新聞紙やブーツキーパーを詰めて立体的に整えておきましょう。
乾いた後は優しくブラッシングし、表面の誇りや雑菌を落とします。
ここでも、決して強く擦ってはいけません。
おススメは「馬毛ブラシ」。
毛先は柔軟ですが、適度な硬さがあり力を入れなくてもキレイにブラッシングができます。
ブラッシングの後は、ムートン用の防水・保護スプレーを20~30㎝ほど離して、まんべんなく噴きつけます。
決して1カ所に集中しないように、全体に均等に噴き付けましょう。
2~3回、回数を重ねて噴きつけると安心です。
- ドライヤーや暖房(ストーブなど)強引に乾かさない
- 直射日光の当たる場所で乾かさない
- 乾燥機に入れない
- 乾燥後のお手入れもキチンとする
来シーズンも使える保管の仕方とは?
洗って、乾かして、キレイになったムートンブーツ。
シーズンが終わった後も、来シーズンまた使えるようにきちんと保管しましょう。
保管時に注意したいのが、ブーツの外側よりも内側です。
ムートンブーツは暖かくて履きやすい分、内側は蒸れやすく、雑菌などが繁殖しやすい環境にあります。
ひどくなると履くだけで足がひどく臭ったり、水虫が出来たり、カビが生えてしまいますので、しっかりケアしておきましょう。
しっかり乾かしたは、除菌・消臭スプレーでお手入れします。
専用の除菌スプレーもありますが、ファブリーズなど市販の除菌・消臭スプレーでも効果はあります。
※生地の相性もありますので、スプレーの使用上の注意をよく読み、狭い範囲に少量試してから使いましょう。
アルコールは、生地そのものを傷める可能性がありますのでおススメできません。
噴き付けた後は、さらに陰干しして乾かします。
落ち着いたら型崩れしないよう再び新聞紙やシューズキーパーなどを詰め、柔らかい布などに包んで保管します。
買ってきた時の箱があればそれにしまって、湿気のこもらない場所を選んで保管しましょう。
足首やふくらはぎの部分が折れてしわが出来ないように注意して下さい。
靴箱などにしまわれる際は、靴箱に中に消臭乾燥剤を入れましょう。
また、傘などを一緒に入れて湿気を籠らせないよう注意して下さい。
まとめ
ムートンブーツは、寒い冬をおしゃれに過ごしたい方の強い味方です。
そのため、お気に入りのブーツなどはキチンとお手入れして、来シーズンも変わらず使えるよう保管しましょう。
その際は生地の性質を把握して、乾燥や除菌をする事が大切です。
お手入れが面倒な方は…こんな記事を書いておいてなんですが、ワンシーズンのみと割り切って、お安いムートンブーツをお求めになるのもアリかな…と、個人的には考えます。(笑)