初めての海外旅行のスーツケースの選び方と注意点 TSAロックとは?
初めて海外旅行へ行く際は楽しみな反面、不安もいっぱいあります。
私が初めていった海外旅行はグアムでしたが、まずスーツケースを買うべきかどうかで迷いました。
どんなスーツケースが海外旅行に適しているのでしょうか?
タイプ別メリット・デメリットを考えてみました。
=目次=
初めての海外旅行 スーツケースを選ぶならハードorソフト?
まずは荷物の量にもよりますが、どのくらいの大きさのスーツケースが必要かを考えてみましょう。
受託手荷物預かりは通常、エコノミークラスでは1つのみ無料で、重量制限がありますので、なるべくその範囲で収めてくださいね。
次に、受託手荷物として預け入れる際の重点を確認しながらタイプを選びます。
※受託手荷物とは? →サイト内記事「海外旅行の持ち物 預け入れの注意点」をどうぞ。
スーツケースのタイプは大きく分けて、詰め込んでも形の変わらない「ハードタイプ」と、形が変わる「ソフトタイプ」があります。
≪メリット≫ ○ 丈夫で多少乱雑に扱われても中身が守られる。 ○ 防水性が高い。 ○ 刃物が通らないので外部から盗難されにくい。
≪デメリット≫ × ソフトに比べて重い。(重量制限に注意) × ソフトに比べて価格が高い場合が多い。 × 硬いので凹んだら戻らない。
≪メリット≫ ○ ハードに比べて軽い。 ○ ハードに比べると価格が安い場合が多い。 ○ 柔軟性があるので多少の詰込みが可能。
≪デメリット≫ × 防水性が劣る。 × 軟らかいので中身が破損する事がある。 × 材質によっては切り裂かれて盗難される事もある。
どちらにも長所短所はありますので、最後は実際に見に行ってご自身の求める条件(重量・価格・材質など)で選ばれると良いでしょう。
私個人の意見ですと、初めてなら「ハードタイプ」が良いのではと思います。
と言うのも、初めてグアムに行ったとき私は、
安くはないスーツケースを買うよりは旅行でお金を使おう!と考え、手持ちのボストンバッグを選んだのですが、
空港の方に、
「受託手荷物の受付の方に割れ物は入っていませんね!?」とものすごく念を押された事があります。(笑)
実際お土産の瓶製のお酒が入っていたので申告すると、その場でカバンを開けられて空港の紙袋に移され、機内持ち込みになりました。
この時私は、やっぱりスーツケースは買っておいた方が良かったかな~と後悔しました。(笑)
つまり航空会社の人から見ても空港の受託手荷物の扱いはあらく、気を付けるべきだという事です。
旅慣れた方などはリュックやボストンバックで預ける方もいらっしゃいますが、そんな方はリスクもきちんと考えた荷造りをされていますし、材質や形も丈夫な物をご存知な場合が多いです。
初心者ならやはり、積み重ねられても中身に影響しないハードタイプのスーツケースを用意された方が良いと思います。
また、初めての旅行は帰りの荷物が多くなる傾向がありますので、スーツケースは大きめの物を選ぶようにしましょう。
大きさの規定についてはサイト内記事『海外旅行の持ち物 機内持ち込みの注意点~』にも書いていますが、最新の情報は各航空会社の規定を確認しておいて下さい。
受託手荷物 スーツケースに入れてはいけない物
まずは「パスポート」と「往復の航空券」です。
※パスポートについては、パスポートの取り方と必要な物も記事に書いてますので、参考にして下さい。
それと、出入国に必要な書類「入出国カード(※必要ない場合もあり)」と「税関申告書」の2枚はスーツケースに入れないよう注意して下さい。
機内で記入される場合は大丈夫でしょうが、ツアー会社から事前に渡される場合や、機上前の空港内で事前に書いておく場合などは気を付けて下さいね。
あとは、
・現金やカードなどの金銭類。
・常備薬や絆創膏など(※規定量があります)
・上着(機内の冷房が効き過ぎていた時のため)
・貴重品
などです。
規定についてはサイト内記事「機内持ち込みの注意点&預入禁止と制限」も参照ください。
飛行機で移動中は当然ですが、空港では受託手荷物として預けたスーツケースにはすぐ触ることが出来ません。
また、たまに荷物の取り違えなどで荷物が空港に着くのが遅れる事があります。
(たまに…というか、わりと頻繁にありますのでご注意を)
急に必要になる可能性のある書類や貴重品や他お荷物などは、必ず自分で持っておくようにして下さい。
そしてもう一度言いますが、貴重品はスーツケースに入れないように注意しましょう。
これは、防犯面からも重要な事です。
貴重品には、現金以外にも高価なカメラやパソコン、バックや宝石類なども含まれます。
私はまだありませんが、空港内で預けたはずの荷物が紛失する話をよく聞きます。
紛失については保険や、犯罪に関わるようでしたら航空会社にて保証が受けられますが、無くなってしまったものが戻る事はまずありません。
そうならないためにも貴重品は常に自分で管理できるようにしましょう。
また、私の時の様に今後行くかどうかわからないのにスーツケースなんて買えないという場合には、レンタルを利用する事をおススメしたいのですが、その場合は以下の注意点があります。
TSAロックとは? アメリカ圏へ旅行する際の注意点
ツアーで参加されるなら旅行会社の方からも告げられていると思いますが、アメリカ圏へは入国時に厳重な手荷物検査の他に、私達の見えない所で受託手荷物の検査が実施されます。
もちろん、ハワイやグアムも対象です。
この時、検査対象になった荷物は、鍵が掛かっていても無断で壊されて開けられてしまう事があり、保証もされません。
アメリカ圏へ行く場合はスーツケースの鍵をかけないか、TSAロックをかけるかのどちらかにしておかないと鍵が壊されてしまいますので注意が必要です。
TSAロックとは、アメリカの公的機関『TSA(Transportation Security Administration)』に、この鍵なら合い鍵で開けられるので「かけていても良いですよ~」と認められた鍵の事です。
とはいえ、既にスーツケースをお持ちの方がTSAロックに買い替える必要は無いと思います。
むしろ新しく買う場合であっても、あえてTSAロック付きの物を選ぶ必要もないでしょう。
なぜならアメリカ圏以外の国ではTSAロックの必要はありませんし、わざわざ購入してTSAロックをかけていたのに結局壊されてしまったという話もよくあるからです。
ちなみに、鍵を壊す際に中の物に傷がついてもアメリカ・・・TSAは一切責任を取ってはくれません。
アメリカ領に行かれる際はご注意を。(ハワイ・グアム等アメリカ領はすべて対象です)
ですので私のおススメは、通常の鍵付きスーツケースを購入(またはレンタル)してTSAロック付きのベルトを巻いておく事です。
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【単品購入】送料無料!(代引き不可)スーツケース用TSAロック搭載ベルト※【検査を受けたかどうか一目でわかるインジケータ付】 10P09Jul16 価格:1,280円 |
TSAロック付きのベルトだけなら2千円くらいで購入できます。
わざわざTSAロック付きのスーツケースを買うよりは、今お持ちのスーツケースや通常の鍵が付いたスーツケースを購入・レンタルされて、TSAロック付きのベルトを準備した方が、壊されたときの損害を考えると良いと思いますよ。
通常、スーツケースに鍵を掛けない場合でも勝手にカバンが開かないようにベルトを巻いた方が良いです。
それなら保険代わりにTSAロック付きのベルトを巻いて、空港を通過したら旅行中は普通にスーツケースの鍵を使って施錠した方がセキュリティを考えた場合でも、より安全だと思います。
初めての海外旅行のスーツケース まとめ
スーツケースはタイプによって利点が違ってきます。
中身を重視するならハードタイプ。
重量制限が気になるならソフトタイプ。
など、自分が重視する部分を考えながら現物を見て決めるのが良いと思います。
また、グアムやハワイもアメリカ圏です。
入出国の際はスーツケースには鍵を掛けず、開かないようベルトで巻く程度にして荷物検査に通すようにしましょう。
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