鯉のぼりはいつ片付ける?時期や洗い方とたたみ方 しまう時の注意点
5月5日は端午の節句。
いかがお過ごしでしたでしょうか?
子供の成長と出世を願って大空に泳がせた鯉のぼりですが、いよいよしまう時が来ました。
きちんとしまって、来年また元気に泳がせてあげたいですね。
そんなあなたに片付ける時期や洗い方、しまい方も紹介します。
鯉のぼりを片付ける時期は決まっている?
◆ いつ片付ける?
特に「いつから」という決まりは無いようです。
お雛様だと婚期が遅れると言われていますが、5月5日を過ぎても出世が遅れるという事もないので気にしなくても大丈夫です。
個人的には、せっかく苦労して出したのですから1ヶ月くらいは飾っていたいかな、とも思います。
でも「あの家、まだ出してるよ」とは決して思われたくはありません。(笑)
ですので、GW明けから5月の中頃までくらいの間に片付けるといいのではないでしょうか?
もちろん出すとき同様、縁起担ぎで『大安』を選ぶと良いと思います。
鯉のぼりの洗い方 洗濯機は使えるの?
外で1ヶ月近く泳がせた鯉のぼり。
当然ほこりや汚れがついています。
ここで、
鯉のぼりは洗っても良いの?
という疑問がわいてきます。
もちろん、汚れが気になる時は洗ってからしまう方がいいでしょう。
来年まで置いておくと汚れが取れなくなって見栄えが悪くなってしまいます。
出世を願って上げる「幟(のぼり)」ですから、見栄は大事ですよ。
しかし、洗えるかどうかは素材にもよりますので、まずは購入されたときの仕様書や説明書を読んで、素材の確認をしましょう。
また、洗い方など取扱いの注意事項などがあればそれに従って下さい。
特に注意事項がなく、ポリエステルやナイロン素材なら丸洗いしても大丈夫です。
とはいえ金具部分もありあますし、ほつれ等も心配です。
洗濯機で洗うのは避け、丁寧に手で浸け置き洗いをして下さい。
まずは湯船にすこし温度を感じる程度のぬるま湯を張り、汚れている部分を浸けて洗います。
汚れがひどいようなら中性洗剤を水で薄めて使いましょう。
そして汚れ部分を優しくもみ洗いするのですが、ここで注意点があります。
金箔で装飾されているような場合は浸け置きも、もみ洗いもしないで下さい。
金箔は非常にはがれやすいので、水に浸けただけでポロポロ剥がれてしまいます。
金箔の装飾がされている場合は濡らしたタオルなどで汚れ部分のみを丁寧に押し洗いし、金箔には触らないよう注意しましょう。
◆ 乾かし方
洗い終わったら日陰で完全に乾かしましょう。
湿気が残るとカビの原因となります。
鯉のぼりのたたみ方としまい方
完全に乾いてからしまいます。
① アイロンを使わず(変色するので)、手でしわを伸ばします。
※ここで伸ばしておかないと、翌年細かなしわが出来てしまい恥ずかしい事に…。
② 箱に入っていた台紙を鯉の目のあたり、口を内側に折りたたんだ時に口の金具が当たる部分に置きます。
※台紙が入っていなければ、和紙や模造紙などで代用しましょう。
③ 鯉の口幅に合わせて上部(背びれ部分)と下部(腹びれ部分)を内側へたたみます。
④ 口の部分には金具が入っていますので、折らないように内側へたたみます。
⑤ 口の金具の幅に合わせて、口部分から尻尾に向って巻くように折りたたんでゆきます。
⑥ 箱にしまいましょう。
防虫剤や乾燥剤は入れないで下さい。
参考サイト ⇒人形の愛児堂「間違わないための防虫剤のお話」
どうしても入れたい場合は少量を、必ず直接鯉のぼりに触れないように何か敷いてから置きましょう。
まとめ
鯉のぼりはお雛様のように厳密に時期が決まっている訳ではありませんが、縁起ものですので、できるだけ縁起の良い日を選んで出したりしまったりして下さい。
外に出すものですから当然汚れが付きますが、洗濯機は使わず手で丁寧に洗って下さい。
お子さんが立派に成長するよう願いを込めた鯉のぼり。
できるだけ長い間、大事に使いたいものですね。