キャンプテントにシートやマットは必要?準備予算を削る方法
ソロキャンプに興味を持って、いざ準備を始めてみると意外とお金が掛かってしまう事に気が付きます。
家族サービスのファミリーキャンプと違って完全に趣味の領域ですから、こだわりだすとキリがないんですね。(笑)
予算の中で、一番費用がかかってくるのはおそらくテント部分だと思いますが、この辺りは削ることは出来るのでしょうか?
そんな、費用の抑え方を紹介します。
キャンプテントにグランドシートなどのシートは必要?
◆グランシートの役割
グランドシートの役割は、主にテントの床面の浸水を避けるため(防水)と、泥や尖った石つぶてからテント生地を守るためにあります。
その必要性は、テント撤収時に感じることが出来ます。
グランドシートを敷かずにテントを設営された場合、テントの底面には水滴や泥、小石などが多く付着している事でしょう。
それら(特に小石)をどけて、泥や水を落とし、乾燥させる・・・しかもシートが無いから拡げる場所も地面に直置き。
手間な上にテントの損傷が大きく、寿命も縮まる可能性があります。
グランドシートは、そんなテントの傷みを軽減してくれるアイテムです。
グランドシートだけなら帰ってから軽く水洗いし、ベランダに干しておくだけで良いのでテントよりはるかに手入れが楽です。
もちろん、その分グランドシートが損傷を肩代わりする訳ですから、グランドシートの環境はテントよりはるかに過酷で、寿命も早い消耗品です。
そのため、初めのうちはグランドシートは高価なメーカー品でなく、ホームセンターなどにある防水性のブルーシートなどを使って費用を抑えることをおススメします。
◆フライシートの役割
フライシートの役割は、防水の強化と気温の安定が主な役割です。
でも、テントにも屋根はあるのに必要ないのでは?
そう考えるかもしれません。
しかし、そうでもありません。
フライシートは、自宅で言えば窓のペアガラスのような役割をしています。
テントの屋根とフライシートの間にすき間ができる事でテント内の気温を安定させて、日光からの熱や紫外線を防ぎ、昼と夜の温度差を少なくしてテント内の結露を抑えてくれるのです。
市販のテントの中にはフライシートはいらないと明記されている物もありますが、それでも雨の日などは雨粒が直接テントの屋根に当たると、小雨であっても気になって眠れなくなることもあるんです。
そんな時にもフライシートがあると防音の役割を果たしてくれます。
以上の点から、フライシートは現在のテントでは必要であると考えます。
キャンプテントにインナーマットは必要?
◆インナーマットの役割
グランシートとフライシートが必要な理由はわかったとして。
基本テントや寝袋があれば、もう必要ないのでは?
と考えられるかもしれません。
インナーマットは、上に記した2点とは違って、テントというより寝具に関わる道具と考えられます。
たとえテントを芝生などの上にしっかり整地して張れた場合でも、テント生地一枚だと地面に体温を奪われてしまいます。
ですので、そうならないように断熱性があり、尚且つ弾力性のあるインナーマットを敷いた方が良いでしょう。
インナーマットの役割は、主に地面の硬さや凹凸、冷たさを身体に伝えないために敷かれる断熱材と言えます。
家で例えると和室の畳ですね。
最近は寝袋も性能のいいものが多くなってきましたが、やはり寝袋だけでは中々寝付けなかったり、起きた時に体中が痛くなったりする事が多いです。
テント泊は、意識していなくても身体が緊張しています。
そんな身体に負担を掛けないためにも、良質な眠りがとれるようインナーマットは用意した方が良いと思われます。
キャンプ用品の予算を削るためにどうすれば良い?
じゃあ、結局テント用品を減らす事は出来ないのか?
そんな事はありませんが、テントは直接体調に関わってくるので、ここは最初にきちんと揃えておく事をおススメしたいです。
ですので、準備段階で予算がオーバーしそうな場合は、テント用品を減らすのではなく費用を抑える方向で考えると良いでしょう。
フライシートは、テントとセットになっている物を購入しましょう。
セット価格だと別々に購入するよりは安く、そのテントに合ったものが手に入ります。
グランドシートは、良質な物を求めればきりはありませんが、先に述べました通り、基本水分を通さなければ何でもOKなのでブルーシートで十分です。
インナーマットも、同じく断熱性・保温性のある銀マットから始めてみては?
テントの床くらいの大きさの銀マットを買って敷き、寝るときだけ寝袋サイズに折りたたむと厚みも増し、安い物でも寝心地がUPします。
テントと寝具は、良質なキャンプには欠かせないアイテムです。
確かにレベルを上げるとキリがありませんので、抑えられる所は抑えた方がいいですが、減らすことはできないと考えて下さい。
その上で、他に節約するところと言えば・・・
荷物の軽量化としては、ソロなので食器類はお箸とコップ一つ以外は必要ないと考えれば随分と削れます。
お皿の類は要りませんし、フライパンと鍋は100均の安い物から始めると費用が抑えられます。
平地ならシートが一枚あれば椅子もテーブルも必要ないですし、岩場であれば岩に腰掛ければ済む事です。
ランタンは、LEDの安価な物を家電量販店で購入されても良いと思います。
それでは光量が足りないと感じた場合はスーパーの袋や、空の2Lペットボトルを被せると光量が増します。
1泊程度であれば、日用品に多少の不足があったとしても何とかなりますし、へき地でない限りは買い足すことだって可能でしょう。
※必要な道具についてはサイト内記事「ソロキャンプに必要な道具は何?盗難対策も紹介」を参照ください。
まとめ
いろいろ書いてはみましたが、初めからアレコレ全てを揃える必要はありません。
シートにしろ、マットにしろ「必要ない」・「あった方が良い」・「必要!」と意見もそれぞれですので、一度使わずに過ごしてみるのも良いかもしれません。
(私は断然「あった方が良い」派ですが・・・)
何度かソロキャンプを経験して、不足を感じたところから揃えた方が、自分に必要な物を無駄なくそろえることが出来ますよ。
※ソロキャンプ記事まとめました。 ≫コチラ
参照ください。