浴衣が暑い日を涼しく過ごす着方や小物の工夫 素材は何が良い?
見ため涼しい浴衣ですが、着てみると結構暑いと感じる方も多いのではないでしょうか?
基本、和装は洋装に比べると暑いです。
特に帯の部分は締め付けるため風が通らず、蒸れやすいので大変です。
でも浴衣デートなんかで張り切ったような場面では、見苦しく暑がれませんよね。
そんな浴衣で少しでも涼しく過ごせる方法を紹介します。
浴衣が暑い日を涼しく過ごす着方
まずは、着る段階で汗をかかないように気をつけましょう。
浴衣もそうですが、和装に慣れていないと思わぬ時間が掛かったり、意外な重労働に汗だくになってしまう事も・・・
この段階で汗をかいてしまうと着心地も悪く、お出かけ自体が億劫になってしまいます。
そうならないためにも、浴衣を着る段階で汗をかかないよう工夫してみましょう。
※汗をかいてしまった浴衣のお手入れ(洗濯)についてはサイト内記事「浴衣を家で洗う方法や注意点」を参照ください。
● まずはシャワーで汗を流す。
冷たい水を長時間浴びるのは風邪をひいてしまいますので、ぬるめのお湯か、水を短時間浴びるようにしましょう。
● クーラーの効いた部屋で着付けをする。
せっかく汗を流したのですから、着ている時にも汗をかかないよう出来るだけ冷えた部屋で着付けをしましょう。
● 着付け道具を装着順に並べておく。
手際よく着付けができると、その分余計な汗をかかなくて済みます。
着付けの順番に衣服や道具を並べておくと素早く着れてストレスも軽減されます。
● 浴衣を着る前に制汗スプレーや制汗ローションを付けておく。
いよいよ着付けですが、この段階で制汗スプレーやローションをつけておくと浴衣を着た後も汗をかきにくくなります。
※個人差はあります。
● インナー(浴衣用のスリップ)はキチンと着けましょう。
浴衣と言えば、入浴後のパジャマのようなもの。
室内にいるだけならインナーを着ける必要はないのかもしれません。
しかし花火大会など、外出着としてお出掛けするなら必ず着用するようにしましょう。
重ね着は暑く感じられるかもしれませんが、逆にインナーを着た方が、暑さや汗の対策になります。
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下着の線も隠せますよ。
● 衣紋を抜きましょう。
衣紋とは、襟と首(うなじ)の部分。
この部分をこぶし1つ~1つ半抜くと、風も抜けて背中に熱が溜まりにくくなり、艶っぽさも増します。
ただし、衣紋の抜き過ぎは下品に見えて逆効果ですので注意して下さい。
浴衣の暑さ対策 小物や道具は何がいい?
- 扇子(せんす)
和装をしたならこれは欠かせませんね。
うちわより扇子の方が折りたためるので、帯の間に挟むなどできて持ち歩きに便利です。
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さりげなく袖口から肩に向けて扇ぐと、脇から風が抜けるので涼しいですよ。
浴衣にあった色を揃えておくとおしゃれに暑さ対策ができます。
- 汗ふきシート
汗ふきシートは、バッグに忍ばせておくとお手洗いなどで汗を拭けて便利です。
パウダー効果がある物がおススメ。
- 保冷剤
- 和物の手ぬぐい
保冷剤は、ケーキやアイスに着いてくる小さなもので大丈夫。
和物の手ぬぐい(ハンカチ)に包んでおくと、汗を拭く仕草で首元や手首も冷やせるので良いですよ。
- 凍らせたペットボトル(お茶)
凍らせたペットボトルは保冷剤代わりになりますし、こまめな水分補給も熱中症対策に必須です。
おススメはミネラル補給の麦茶に塩あめのコンビです。
- 制汗スプレー
制汗スプレーも、トラベル用の小さい物をバッグに忍ばせておきましょう。
汗や臭いを抑える効果が期待できます。
暑さ対策とは直接関係ないですが、日焼け止め、虫よけ、絆創膏も必須です。
浴衣はいつもの洋服に比べると格段に歩きにくくなるのですが、無理して歩くと靴擦れや鼻緒擦れになって辛いです。
ちゃんと彼氏に告げて、無理のない歩幅や速度に合わせてもらって下さいね。
涼しい浴衣の素材とは?
浴衣そのものの素材も大切ですが、浴衣の記事が直接汗を吸わないよう汗ジミ対策としても、ぜひ和装下着(インナー)を着けることをおすすめします。
肌触りで言えば綿100%ですが、暑さ対策で言うとおススメは麻素材です。
ただ最近は、麻素材の値段が高くなってきているので、そんな場合は綿麻の混合素材でも随分涼しさが違ってくるとは思います。
綿だけですと汗はよく吸いますが、乾きが遅く、いつまでも汗が気持ち悪い事があるかもしれません。
※最近は速乾性の綿もあるようです。
ポリエステルは通気性が悪く汗を吸いにくいので、肌にまとわり付く感触がよけいに暑さを感じてしまいます。
ただ、よくセットで売られている浴衣は綿やポリエステルである事が多いので、それらを購入済みの場合は浴衣の下(インナー)の素材にこだわってみるのはどうでしょうか。
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浴衣が暑い日を涼しく過ごす方法 まとめ
インナーは必ず身に付けましょう。
重ね着は暑く感じるかもしれませんが、素材によっては逆に涼しく感じられるはず。
なにより、下着の線を隠してくれます。
また、着る段階から汗をかかないよう工夫する事も大切です。
小物も清涼グッズを揃えて、夏の暑さに負けない、浴衣のおしゃれを楽しんでください!
汗をかいてしまった浴衣のお手入れ(洗濯)についてはサイト内記事「浴衣を家で洗う方法や注意点」を参照ください。