子供のあせも 保育園で対策できる?服装は?家で行う準備とは?
暑い夏、子供が汗をかくのは当たり前のことです。
汗をかくことで体温を調節し、熱中症などから体を守っているのですから。
そこで、あせも対策で重要になってくるのが、汗をかいた後の対処になります。
具体的には、
・こまめに汗を拭く、洗い流す。 ・こまめな水分補給。この2点となります。
しかし、外出時には難しい場合があります。
特にお母さんの目の届かない場所でのあせも対策は、周囲の協力が不可欠です。
子供のあせも 保育園の対応
最近は、幼稚園や保育園でも夏の暑さ対策に色々と考えて下さっている所も多いですね。
しかし、やはり多くの子供を一度にあずかる場合、行き届かない所が出てくるのも仕方がないところではあります。
ここは、お母さんの方から園に働きかけ、子供のあせも対策を試みてはいかがでしょうか?
先生に、お昼寝後の着替えや、汗をかいた時に着替えさせることを頼んでみましょう。
着替えが日常でない所でも、子供の患部をみせて協力を仰いでみましょう。
希望がすべて通る訳ではありませんが、聞いてみる、お願いしてみる事は必要です。
たとえ断られることになっても、お子さんの状態を知る事で、先生も出来うる限りの範囲で気にして下さるようになりますし、対応の仕方も変わってきます。
どくだみ茶が、身体の老廃物を外に出してくれると聞いた事があります。
子供の好き嫌いにもよりますが、水筒に入れ、持ち歩かせるといいかもしれません。
肌着の着替えを渡しておいて、授業休みの合間や昼休みなどに保健室で着替えるよう話しておきます。
もちろん、保健室の先生や担任の先生には先に話を通しておいて、着替えの許可を取っておくといいでしょう。
最初は面倒くさがるかもしれませんが、着替える事によりあせもが楽になってれば、子供も自分から進んでするようになるはずです。
子供のあせも 保育園への服装
夏でも風通しのよい、長袖のシャツを着せてあげると汗を吸ってくれていいと思います。
その際、綿100%だと今度は乾きにくいので、発汗性能に優れた肌着かTシャツを着せてあげましょう。
若干ポリエステルが入っている方が乾きは速くなります。
また、最近はすぐ乾く素材の肌着が発売してます。
子供には少し割高かもしれませんが、一度試してみるのもいいかもしれません。
暑がる場合は半袖でもいいですが、腕の関節を清潔に保つよう手洗いは腕関節まですすぐよう教えます。
ノースリーブはおススメできません。
一見涼しそうなのですが、脇汗をかいた時にあまり汗を吸収してくれないばかりか、袖口に汚れが残りこすれて悪化する可能性があります。
また、制服がある場合でも、園に登園以外は脱がせて頂けるようお願いしてみるとよいと思います。
患部をみせ、丁寧に症状を訴えると園としても強硬に断ってくることは無いと思います。
子供のあせも対策 お家で出来る事。
お家の外での対策は、やはり万全に、とは行きません。
集団生活ではある程度、まわりに合わせる必要があるからです。
では登園日、お家で出来る事を考えてみましょう。
基本的には、お休みの日にお家でやっている事と変わりはありません。
朝 … 寝汗をかいているので、シャワーを浴びさせる。吸収性と乾燥性によい肌着を着せ、着替えを数枚持たせて登園させる。
※必ず水筒を持たせて、こまめに水分補給をとらせる。 夕方 … 帰ってすぐにシャワーを浴びさせましょう。
お風呂に入れてしまってもいいかもしれません。
患部を石鹸などで優しく洗い、汚れを落とします。 夜 … 寝る前にも軽くシャワーを使いましょう。
汗を流してあげるとさっぱり気持ちよく寝られます。
熱いお湯では目が覚めてしまうので、少し温めのお湯が良いでしょう。
髪をよく乾かし、夏風邪には十分注意してあげて下さい。
シャワーやお風呂の後は、ローション等を塗ってあげると良いようです。
この場合、あまりベタベタしないサラッとしたものを選ぶとお子さんも過ごしやすいと思います。
●桃の葉エキスのローションはお母さん達にも好評で、使用されている方も多くいらっしゃいます。
なるべく天然の桃の葉エキスが良いのだとか。
●竹酢液(ちくさくえき)を市販の10倍程度に薄め、身体に吹きかけてあげると炎症を抑えてくれるそうです。
●アロマオイルの中には、抗菌作用や抗炎症作用のものがあります。
小さい子供には刺激の強いものもあるので、お店の方に相談してみると良いと思います。
ご使用の際は必ず用量・用法を守って正しくお使い下さい。
まとめ
園や学校に行ってしまったら、お母さんにはどうしようもない事が多くなります。
しかしそこで諦めてしまえば、お子さんのあせもは悪化し最後はお薬に頼らざるを得なくなります。
あせもは、患部を清潔にさえ保っていればちゃんと治すことが出来ます。
また治りが遅くても、スキンケアする事で「とびひ」などの悪化を防いでくれます。
その為にも周囲の大人に協力を仰ぎ、日頃のスキンケアをする事が大切になってきます。
子供の頃のあせもは、本当につらいです。
周囲の大人の協力で、少しでもお子さんの負担が軽くなる事を祈っております。