甘くない梨を美味しく食べる方法や甘い梨の選び方 冷凍保存できる?
秋の味覚として人気のフルーツ 梨。
この時期は旬の果物としてスーパーなどでもよく見かけます。
最近は何でも一年中見かけることが多くなった果物の中でも、梨は秋にだけ出てくる旬を感じさせてくれる果物ですよね。
しかし、旬だからこそ大量に頂いてあまって困ってしまったり、甘くない、美味しくないと家族に不評な残念な梨ってありませんか?
甘くない残念な梨の救済レシピと甘い梨の見分け方や保存方法も紹介します。
甘くない梨を美味しく食べる方
なんだかイマイチな食感・・・。
水っぽいだけで全然甘みが無い。
そんな残念な梨、お家であまっていませんか?
甘くない梨は、ぶどう糖(果糖)をかけて一晩冷蔵庫で冷やしておくと甘い梨になると聞きます。
しかし果糖は吸収がよく、脂肪に変わりやすいので使い過ぎに注意です。
なので、そんな美味しくない梨はお料理で変えてしまいましょう!
と、簡単に甘く美味しく食べるレシピや活用方法を少し紹介します。
梨の簡単レシピ
● 梨のきなこ和えひと口大に切った梨に、きなこと砂糖(適量)を混ぜたものをかけるだけ。
● 梨のハチミツ煮
水(200ml)とハチミツ(大さじ3杯)で梨を煮込むだけ。
● 梨のコンポート
食べやすい大きさに切った梨を鍋に入れ、白ワインと水を同量、グラニュー砂糖とはちみつを2:1の割合で入れて、レモン汁を大さじ1杯程度入れて煮込みます。
中火で15分程度煮込んだら、粗熱を取り、煮汁と一緒に冷蔵庫で冷やせば完成です。
● 梨のシャーベット
梨を適当な大きさに切り、ハチミツとヨーグルト(無糖)を一緒にミキサーにかけます。
分量は梨1個に対し、ヨーグルト100gくらいが目安。
少し食感が残るくらいになった梨(+ハチミツとヨーグルト)をアルミやホーローのバットに入れて冷凍庫で凍らせます。
(バットがない場合は、タッパーをアルミホイルで包んで使っても早く固まります)
二時間おきぐらいに混ぜながら、シャーベット状に固まったら完成です。
レシピの分量は目安です。
梨の量や甘さで調節してみてく下さいね。
また、お肉料理にも使えます。
玉ねぎやパイナップルなどが有名ですが、梨でもお肉が柔らかくなります。
何でもお肉のたんぱく質を軟らかくする酵素があるのだとかないのだとか・・・難しい事はわかりません。すみません。
とにかく、すりおろした梨に10分~15分程度お肉を漬け込むと、お肉が柔らかくなります。
(※漬け込み過ぎるのも良くないので注意)
クセも無くなり、ワンランクアップしたお肉になります。
漬け込んだ梨も、お肉のタレに入れて一緒に煮込めばOK。
少し甘めになりますが、コクのあるタレが楽しめます。
甘い梨の選び方 ポイントは?
貰いものの梨ではできませんが、スーパーなどで旬の梨を買う際に甘い梨を選ぶポイントを紹介します。
まずは傷が無いかを確認しましょう。
傷のあるものは論外です。
表面の色が薄い物や、色褪せて見えるものは日に焼けてしまっている可能性があります。
「幸水」なら表面が赤みがかっている方が甘いです。
「二十世紀梨」はもともとが緑色なので、少し黄みがかっているくらいのほうが甘いです。
なるべく皮の色が濃い、深みのあるものを選びましょう。
色が同じなら手に取って重いと感じるものの方がハズレる可能性は低いです。
形は、大きく下側がふっくらとしていて広いものが良いでしょう。
甘くない梨でも、冷やせば甘みが増す場合があります。
食べてみて甘くないと感じたら、残った梨は冷蔵庫で1~2晩冷やしてみて下さい。
梨の保存方法と賞味期限 冷凍しても大丈夫?
梨の保存ポイントは日に当てない、風に当てない、涼しい場所に置く(常温の場合)です。
梨は空気に触れると酸化してしまいますので、できればラップに包んで冷蔵保存した方が良いでしょう。
冷蔵庫は、野菜室が適温です。
賞味期限は種類にもよりますがだいたい常温(冷暗所)で3日程度。
冷蔵庫に入れるなら1週間程度だと考えましょう。
冷凍保存は、梨が水分を多く含む事から解凍が難しいのでおススメできないと言われてきました。
しかし、最近では「凍らせた梨は美味しい」との声も多く聞かれるようになりました。
そのポイントが「半解凍」!
確かに梨は水分が多い果物ですので解凍してしまうとベチャベチャになり、食感も甘みもみずみずしさも崩れてしまう残念な結果になることが多いんです。
しかし半解凍なら、シャキシャキの食感が残ったままシャーベットみたいに食べられると好評です。
コツは、皮をむいて食べやすい大きさに切ってから凍らせること。
冷凍した後だと皮を剥くのも切るのも難しくなるので、先に食べる時の状態にしておいた方が楽です。
食べる1~2時間前に冷蔵庫へ移しておくと食べ頃になって美味しいですよ。
しかし皮を剥いてしまったら、いくら冷凍していても、早めに食べてしまう事をおススメします。
特に水分の多い梨は冷凍やけを起こしやすいので、できれば凍らせて2~3日で食べきってしまう事をおススメします。
なので「保存」方法としては、梨の冷凍保存は適さないと思います。
まとめ
甘くない梨を購入してしまった場合でも諦める必要はありません。
ひと手間かけるだけで、簡単に美味しく食べられるようになります。
ぜひ試してみて下さい。
また、スーパーなどで梨選びに失敗したくなかったら、とにかく「大きく」て「重く」て「お尻が広く」て「色が深い」ものを選ぶようにしましょう。