宝くじ共同購入の注意点 高額当選した時のトラブル回避や換金方法
宝くじを複数人のグループで買う、共同購入。
一人で買うよりたくさん購入できるので当たる確率が上がるような気がすると、職場仲間や仲の良い友人、親兄弟など仲間内で一緒に買われる方も少なくはありません。
しかしこの宝くじの共同購入、その性質から特にトラブルが多いのです。
そんな宝くじの共同購入の注意点を紹介します。
宝くじの共同購入 購入する時の注意点
宝くじの共同購入は購入以前にきちんと分配金の交渉をしておかないと、高額当選した時に揉めて大変なことに!
「当たる訳がないから気軽にみんなで宝くじを買ってみよう」
そんな考えで気軽に共同購入に手を出すと、高額当選してしまった場合に大変なことになります。
みなさん、当たる訳ないからと思いつつ、やはりどこかで期待しているからこそ宝くじを買うのです。
なのでいざ当選、しかも高額当選してしまうと
「一人で買っていても当たったんじゃないか?」と思い、
「なら本来、これは私が一人で受け取るべきお金だったのでは」
「なら少しでも多く貰ってもいいんじゃないか」
など欲張った考えが浮かびます。
もちろん共同購入したみなさんがこんな考えに行きつく訳ではありませんが、仲間内に一人でもこんな方がいてしまうと・・・。
結果、せっかく仲が良かった友人達と揉めに揉めて裁判沙汰に・・・なんてことも!
裁判なんてしたら宝くじが当たった事を周囲に隠すなんて事も出来なくなりますし、何より人間関係が修復不可能なほどに壊れてしまう事でしょう。
これは決して極端な例ではありません。
億単位の当選金が現実のものになると人間は豹変します。
そうならないよう気軽な共同購入の場合でも、以下の点はみなさんで話し合って決めておきましょう。
特に当選した時の分配方法(割合)は、事前になるべく公平な形になるようによく話し合って取り決め、必ず書面に残しておきましょう。
そんな大袈裟な・・・
面倒臭い・・・
そう感じる方は共同購入には向いていませんので、なるべく避けた方が無難です。
高額当選した場合の注意点と換金方法
当選確認は、必ず全員がいる場所で封を開き、番号確認を行うようにして下さい。
もしくは、購入した時点で全員で番号を確認しておきましょう。(代表者以外は購入した宝くじの番号を控えておく)
代表者が一人の時に封を開けたり番号確認をすると、口には出さなくとも「すり替えたのでは」と疑心暗鬼になるメンバーも出てきます。
少しでも疑われる可能性は避けるべきでしょう。
また、換金時にも注意が必要です。
詳しい換金方法についてはサイト内記事「宝くじ高額当選換金方法」で確認いただくとして、高額当選の場合は銀行へ換金に行くことになります。
換金に訪れる時は全員が行ける日程を確認しましょう。
宝くじは原則非課税なのは有名ですが、それは当選金を銀行から受け取った方のみが対象となります。
その後、誰かにそれを譲渡すると、金額によっては課税対象となり「贈与税」を取られる場合があるんです。
もちろん分配においてもそれが適用されます。
代表して一人でお金を受け取ってからみんなに配った場合、その分配金が110万円を超えてしまうと、贈与税がかかる可能性があります。
贈与税の税率は高いので、これはかなりイタいです。
(分配金額にもよりますが、2016年現在で10%~55%!)
こんな事にならないためにも、宝くじを換金する時はみんなの都合に合わせて、全員で受け取りに行くことが最良です。
どうしても全員が揃わない場合は、来られない方の委任状が必要となります。
また、銀行では必ず全員の名前が入った『宝くじ当選証明書』をもらっておきましょう。
宝くじ当選証明書とは、銀行がこの所得は確かに宝くじの当選金である事を証明してくれている証明書のことです。
税務署でお金の出所を問われた時などに使います。
しかし、税金対策ももちろんなのですが、この『宝くじ当選証明書』は自分が確かに分配金を受け取った証明にもなりますので、後々仲間内で揉めた時に有効です。
ここまでしていても、後日揉める事があるのが共同購入の怖い所です。
ちなみに共同購入である事を話すと、銀行で分配金額の内訳を書く用紙(同意書)を渡され、それぞれに当選金を分配した金額が手渡し、または振込で渡されます。
代表者が配るより、銀行に直接配ってもらった方が安心ですね。
宝くじ当選金の受取り後の注意点
「人の口に戸は立てられない」と言うことわざが示す通り、うわさはどこからともなく拡がってしまうものです。
一人で購入した場合でも「誰にも当選の事は話していないのに、なぜか知られている」と思う事が多い宝くじの高額当選は、複数人ともなると必ず誰かの口からもれてしまいます。
周囲に知られないというのは不可能だと考えて下さい。
また、お金の使い方は人それぞれです。
中にはパーッと使ってしまって、無くなってから貯金に回したメンバーにお金を借りに来るなんて方もいるかもしれません。
そんなトラブルを避けるためにも、事前取り決め時や、分配後のお金があるうちに
「共同購入のメンバー内で、分配金の貸し借りはしない」
という事をきちんと書面で残しておくのも大切だと思います。
まとめ
宝くじを仲間内で買う共同購入はたくさん買えると言うメリットもありますが、当選した場合に
・一人で買っていた時より手にする額が少ない。
・少しでも多く貰いたい。
などの欲も出て揉める事も多くなります。
これは決して大袈裟なことではありません。
お金に関するトラブルは、後々の人間関係に大きな影響を及ぼします。
大事な仲間や友人を失わないためにも、購入前にきちんとルールを書面にして全員の同意署名を得ておく事が大切です。
それが出来ない方との共同購入は避けた方が賢明でしょう。
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