お墓参りのお供え物にタブーや置き方の決まりはある?処分方法は?
お彼岸にお盆などお墓参りに行く際に、お供え物は欠かせません。
お供え物はご先祖様への感謝であり、せっかくなら正しい方法でお供えしてきちんと感謝を表したいものです。
そんなお供え物のタブーや置き方、その後の処分の仕方まで。
知らずに恥ずかしい思いをしないよう、確認してみましょう!
お墓参りのお供え物にタブーはあるの?
お供え物は、故人の好きだった物で構いません。
ですが、屋外ですので傷みやすい物や匂いのキツイものは避けた方が良いでしょう。
また、肉や魚など「殺生」を連想させるものは仏教では好まれません。
卵も、無精卵だと解っていてもひよこを連想させるので避けるという意見がありました。
※ 正式にダメだと言われている訳ではありませんが、基本傷みやすい食材なので避けられる傾向にあります。
無難なのが果物やお菓子。
それとお酒やジュースなどの飲み物です。
また、季節を感じさせるものは風情があって良いと思います。
春のお彼岸なら
夏のお盆なら
秋のお彼岸なら
まあ、強硬に季節にこだわる必要はありません。
最初に述べたように、故人を想い、故人の好きだった物にしても良いですし、後でお下がりを頂く事を考えて家族の好きな物でも構いません。(笑)
お供え物の置き方に決まりはある?
お供えする際は、お墓の前に台を用意するか盆の上にお供え物を置いてからお墓に供えましょう。
お墓に直置きするのはよくありません。
お家で畳の上に直置きするようなもので、故人に対して失礼にあたります。
台も盆もない時は、半紙や懐紙、無ければハンカチでも良いので何か敷いてからその上にお供えして下さい。
そのさい、箱や袋に入った供物は口を開けてお供えして下さい。
仏様は実際に食べられない代わりに、食べ物や飲み物の香りを召し上がります。
ですので、お酒やジュースなどの飲み物のフタも開けてお供えすると良いでしょう。
お供え物の処分方法 持ち帰る?食べていい?
お供え物は、お参りが終わったら必ず持ち帰る必要があります。
お墓に残してしまうとカラスやケモノが荒らしてしまう原因となりますし、腐ると異臭を放ち、周囲の迷惑にもなります。
そんな事態を避けるためにもお参りを済ませたお供え物は、お家に持って帰ってお下がりとしてご家族で仲良く分け合って戴く事になります。
なので、お酒やジュースも再度フタを閉められるものを選ぶと良いでしょう。
処分する時は、決められた場所に捨てるようにして下さい。
地域によってはその場(お墓の前)で食べる所もあるようです。
お墓の管理の方の許可があるのでしたら、その場で頂いても構わないと思います。
ただし、後片付はきちんとしましょう。
せっかくキレイにしたお墓を汚して帰っては、お参りの意味がありませんからね。
お墓参りのお供え物タブー まとめ
お供え物に特に決まりはありませんが、一般的なタブーはあるようです。
これらは「後でお下がりを頂く」事を考えても、お供え物として避けられる傾向にあります。
置き方は墓石や地面に直置きはせずに、台やお盆または懐紙などを敷いてから置くようにしましょう。
お参りが終わったらお供え物はお墓から「下げて」持ち帰るようにします。
また、墓地の管理の許可があればその場で食べてしまっても構いません。
意外とアバウトなお墓参りのお供え物ルール。
重要なのは御先祖様への感謝のお参りと、お墓をキレイに保つ心構えなんですね。
こちらの記事も書いています。
>>お墓参りの供花に造花はお供えしていい?相場に違いはある?