季節の変わり目に風邪をひくのは何故?体調不良の原因と対策
季節の変わり目に毎年のように風邪をひいてしまう方、多いのではないでしょうか?
真冬の時期よりもこの変わり目の季節の方が風邪をひく・・・。
そう思われている方も多いと思います。
しかし実はその風邪、本当は風邪ではないかもしれません。
そんな季節の変わり目に起こりやすい体調不良の原因と対策を紹介します。
季節の変わり目に風邪をひきやすいのは何故?
人の身体は、時間をかけて少しずつ環境に慣れる習性があります。
なので猛暑や極寒でも、安定して続く夏や冬は身体が慣れてしまえばわりと安定して暮らすことが出来ます。
しかし暑いと思っていた日の翌日に急に冷え込んだりする季節の変わり目になると、その急激な環境の変化に身体がついていけず、様々な不調が現れることがあります。
さらに季節の変わり目は低気圧と高気圧が入れ代わり立ち代わりやってくることで気圧の変化に身体に疲労がたまりやすくなり、免疫力が低下してしまう事も。
季節の変わり目はその期間が短いので身体が寒暖差に慣れる事は無く、風邪をひいたり肌荒れしたりと、毎年のように身体に不調をきたす事にもなりやすいのです。
季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、季節の終わりは寝不足を解消して早めに体調を整えて、少しずつ環境の変化に強い身体づくりを目指すようにして下さい。
季節の変わり目に起こる体調不良の原因と対策
原因をおおまかに言ってしまうと前述しました「急激な気温の寒暖差に身体が慣れないため」ですが、実際には細かい要因があります。
原因①: 自律神経の乱れ 毎日のように変わる気温に身体がついて行けず、それがストレスとなって自律神経に乱れがでる場合があります。
ただこの場合は鼻水やクシャミの他に、頭痛やめまい・体のダルさ(疲れやすい)などの症状も現れてきます。
ストレスが原因ですので、軽い運動やお風呂に入りゆったりとした時間を過ごす事で改善される事もあります。
もちろん自律神経の乱れで免疫力が落ち、本当に風邪をひいてしまう場合も多々あります。
発熱などの症状が出るようならすみやかに病院へ行き治療を受けて下さい。
また、良質な睡眠で身体のバイオリズムを整えることで、自律神経の乱れの改善が見込めます。
深い睡眠は免疫力も向上させるので風邪予防対策にもなります。
しっかり眠って、毎日決まった時間に朝日を浴びるようにして睡眠不足を解消してみて下さい。
原因②: 気温の変化(寒暖差)によるアレルギー 俗に言う「寒暖差アレルギー」というものです。
急激に暑くなったり寒くなったりする事で、それに身体が何とか適応しようとする事で引き出される過剰な反応が原因です。
寒い日に外から暖かい部屋に入ると鼻水がでる・・・。
そんな症状に似た事が季節の変わり目の急激な寒暖差で起こるのです。
また、自律神経の乱れも一因とされています。
寝不足には注意して下さい。
寒暖差アレルギーには外的なアレルゲン(アレルギーの原因物質)がある訳ではありませんので、対処が難しいのが現状です。
こまめに衣類や冷暖房で体温調節するのが望ましいでしょう。
この寒暖差アレルギーはクシャミや鼻水が続く事で鼻やのどに炎症が起こり、症状が悪化する事があります。
熱が出る事はあまりないので、熱もないのにクシャミや鼻水が長く続く場合などは耳鼻科で調べてもらい、鼻に炎症が無いかどうかを確認して治療してもらいましょう。
原因③: その他の外的アレルギー ダニやハウスダスト、季節の花粉などがアレルゲンの場合があります。
春先のスギ花粉は有名ですが、秋ごろはブタクサなどがあります。
また季節の変わり目はダニなどが増えやすく、アレルギーが出やすくなります。
「私は以前、検査してもらったけどアレルギーなかったし。」
そんな方でも油断は禁物です。
アレルギーの発症はある日突然引き起こされる事があります。
昨年までは何ともなかったのに、今年いきなり鼻水やクシャミに悩まされるというものです。
あまりにも突然なので、「風邪かな?」と勘違いする方も多いようです。
私もそうでした。
前年までは何ともなかったのに、春先に突然激しい鼻水とクシャミが続きました。
しかし私は完全に風邪だと思い込んでおりました。(笑)
あまりに残念な状態の私に、上司から「それ花粉症だよ」の一言が。
目からウロコでした。(笑)
そう指摘してもらって、初めて自分が花粉症なのかも・・・と思い始めたくらいです。
病院へ行って調べてもらったら案の定、スギ花粉にものすごい反応がでました・・・。
気になる場合は一度、アレルゲンの検査を受けてみるといいでしょう。
内科または皮膚科、耳鼻科などで受けることが出来ます。
季節の変わり目の体調不良 まとめ
季節の変わり目に風邪をひきやすいのは、日によってコロコロ変化する気温の寒暖差や微妙な気圧の変化が身体の調節機能を狂わせることが原因です。
特に自律神経の乱れを起こしやすく、それがアレルギーなどを引き起こす場合があります。
対策としては、こまめにその日の気温に合わせた服装を選び、しっかりとした睡眠で自身の免疫力を上げ、規則正しい生活を心掛けることが大切です。
またアレルギー症状や発熱などの症状が出た場合は速やかに病院へ行き、原因の特定と治療を行うようにしましょう。
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