大阪天神祭りの花火以外の見所は?花火の穴場スポットも紹介します!
大阪天満宮が創祀された翌々年の951年に神様の休憩場所決めるため神鉾を流し(鉾流神事)、御神霊が陸と川から航行した(陸渡御・船渡御)が始まりとされています。
現在は、天満宮の御本尊・菅原道真公の生誕にちなんで7月25日(旧暦・6月25日)に本宮祭りが行われています。
天神祭り 花火以外の見所は?
●日程
7月23日 … 天神祭女性神輿(通称:ギャルみこし)
7月24日 … 天神宵宮祭り
7月25日 … 天神本宮祭り
●天神祭りのスケジュール
天神祭りと言えば花火がメインのお祭りように言われておりますが、本来は神様に捧げる神事ですので、様々な神事が行われます。
11:30頃に天神橋筋四丁目の辺り(夫婦橋)からスタートして、天神橋筋六丁目にある奉安所と大阪天満宮を折り返しながら練り歩きます。
最後はJR天満駅に16時~17時頃に到着。フィナーレを迎えます。
4:00 … 朝一番の『一番太鼓』をかわきりに、天神祭りが始まります。
7:45頃 … 大阪天満宮 本殿にて宵宮祭りが行われます。
8:30頃 … 鉾流し神事を行うための行列、鉾流行列参進が大阪天満宮より出発。
8:45頃 … 御神霊の休憩所を決める神事、鉾流神事が天満警察署前にて行われます。
12:00頃 … JR桜ノ宮・京阪天満橋付近にあるOAPプラザ・帝国ホテル付近で獅子舞が練り歩く催しが開かれる。(天神講獅子)
16:00頃 … 天神町1丁目を参進した催太鼓巡行は、19時前には大阪天満宮に宮入りします。
その後、19時頃に天神講獅子 獅子舞が、大阪天満宮へ宮入りします。(獅子舞氏地巡行)
13:30 … 本宮祭。平安と繁栄を神に願う祭事が天満宮本宮にて行われます。
14:30頃 … 神様を御渡しするための神輿にお移しする『神霊移御』が行われます。
15:30頃 … 陸渡御列の出立。陸路を川岸に向かって行列が街を練り歩きます。

17:30 … 催太鼓「からうす」の演奏から、本宮のメインである船渡御が始まりを告げる花火が上がります。
100隻余りの船が、上流側・下流側の二手に分かれて2~3時間かけて御渡りを行います。
御神霊を乗せた御鳳輦船を中心とした船団は上流側を渡り、下流側は御神霊をお迎えする、協賛関係の船団が渡ります。
天神橋付近 → 飛翔橋でUターン → 天神橋へ向かう。
≪下流側≫
飛翔橋付近からスタート → 天神橋辺りでUターン → 上流へ向かう。
19:00 … 船渡御が盛り上がりを見せ始めるころ、ようやく『奉納花火』が始まります。
川崎公園・桜ノ宮公園の2つの地点から花火は奉納されます。
奉納花火の時間は19時から2時間程度の予定ですが、その間、約4千発の花火が上がり、音と光が夏の夜を彩ってくれます。
※雨天は中止となり、順延はありません。
20:30頃 … まず催太鼓船が陸に上がり、大阪天満宮へ宮入りします。
そこから次々と下船した御渡列は陸路から宮入りしてゆきます。
22:00頃 … 御神霊が御鳳輦で宮入すると、いよいよ『還御祭』が行われ、御神霊を宮に迎える様々な神事が執り行われます。
神事は日付けが変わる頃に収束し、祭りは終わりを迎えます。
天神祭り やっぱり花火?見所・穴場スポット
一番の見所スポットは、帝国ホテル大阪です。
部屋から花火が快適に眺められます。
ただし、お金がかかります。天下の帝国ホテルさんですから、それなりに。(笑)
それでも、半年以上前から部屋を抑える必要があります。
2~3か月前にはすでに満室で予約を取るのは難しいと思われます。
私の一番のおすすめは、JR桜ノ宮駅から見える「源八橋」です。
花火の熱が伝わるほどに近く、音が振動となって空気を震わせる様まで楽しめます。
しかし、やはり人が多く、花火のクライマックス時には帰りの人々の流れも相まってプチ・パニック状態となります。
もう少しゆっくり花火を楽しみたいのなら「都島橋」が良いでしょう。
迫力は源八橋に比べれば随分劣りますが、人も少なくなってきます。
ただ、やはり混み合う事は避けられませんので、ある程度花火を楽しんだら、早めに列を抜け、西側の川沿いをゆっくり源八橋方面へ歩き、花火を楽しんでから大阪天満宮駅へと向かうのがおススメです。
花火が終わる頃には『還御祭』が始まります。
本当のクライマックスです。
(遅い時間なので、お子様連れにはおススメできません。)
天神祭り 最寄り駅・アクセス
●最寄り駅
大阪天満宮へはJR東西線・大阪天満宮駅。
直接花火を見に行かれる場合は、JR環状線・桜ノ宮駅か、京阪線・天満橋駅。地下鉄・天満橋駅が近いです。
しかし、花火終わる時間には、爆発的に混み合います。
朝の通勤ラッシュなんか比べ物にならないです。
花火が終わる21時前後などは、不謹慎かもしれませんが、私は明石の歩道橋の事件を彷彿としました。
比較的空いているのが、JR東西線・大阪城北詰駅と、大阪天満宮駅です。
※帰りの混雑については、サイト内記事『天神祭りの帰りの混雑は花火を観終わってからでも回避できる?』で詳しく書いています。
まとめ
毎年、花火ばかりが有名になってゆく天神祭りですが、本来は神に捧げる神事として受け継がれています。
歴史は千年以上と古く『日本三大祭』と言われるだけあって、華やかな催しが目白押しで行われます。
時間がある方は日中から見物に出かけてみるのもおススメです。
帰りの混雑についても書いています。
>>天神祭りの帰りの混雑は花火を観終わってからでも回避できる?