夏バテの子供に効く食事法とは?睡眠法は?症状と対処法とは
猛暑が続く夏ですが、お子さんの体調管理はできていますか?
特に夏休みに入ると生活のリズムが日常と変わってしまうため、体調を崩し、夏バテになってしまう事も少なくないようです。
では、そうならないためにはどうすれば良いのでしょうか?
夏バテの子供が食べてくれる食事とは。
栄養バランスのとれた食事は、夏バテに限らず、あらゆる病気の防止にもつながります。
理想は3食きちんと、バランスよく食べる事ですが、夏の暑い最中で胃腸が弱ってくると、とたんに食べなくなってしまいます。
そんな時は、取りあえず「食べてもらう」事を考えましょう。
食べなければ、暑さと闘うためのエネルギーは作れません。
栄養は、その後で考えればいいのです。
夏に良い食材は沢山ありますが、特に夏野菜(キュウリやナスビ・トマトなど)は夏の時期を乗り切る栄養に特化していますので、おススメです。
お肉類では、豚肉がビタミン豊富でおススメです。
夏野菜のカレー として、豚肉も入れて作ってあげると案外あっさり食べてくれるようになるかもしれません。梅干しのクエン酸 は、疲れた胃腸に効いて食欲を増進してくれます。
梅干しが苦手なお子さんでも、食べやすく刻むかベースト状にして、おじや(おかゆ)や、おにぎりに直接混ぜると食べてもらえる場合があります。
コツは、酸っぱくし過ぎない事。少量でも良いのです。
朝はきちんととった方がいいのですが、それも無理なら 野菜ジュース を作って飲ませましょう。市販よりは作った方が断然いいです。
セロリやホウレンソウももちろん入れますが、バナナとリンゴの比重を多くすると子供でも飲める甘めの味になります。(果物の缶詰を使用すると甘みが出やすくなります)
オクラや納豆は夏バテにも良いですが、子供によっては好き嫌いが分かれます。
黒酢や酢の物
わかめとタコの酢の物は、食欲の増進に最適です。
苦手なお子さんでも、食事の前に1口食べてもらえれば後の食事も元気に食べてもらえると思います。
小さなお皿に少し盛って、食事前に食べてもらうようにしてみてはいかがでしょうか?
調子が悪い時にこそ温かいものがおススメです。
特に 温かいうどん が胃に優しいのでおススメです。胃腸が弱っている時でもお出汁の味と香りは食欲をそそります。
お好みでとろろ昆布などをかけると夏バテ対策になります。
「そうめん」より 「にゅうめん」 。
夏バテにはご飯より麺類の方がするすると入っていきます。
冷たいものよりは温かいものの方が胃腸に優しいのでおススメです。
味噌で作ると塩分も取れるので一石二鳥ですよ。
お子さんが温かいものを受け付けてくれない。
そんな場合は「そうめん」でも大丈夫。
出来るだけ具沢山が望ましいですが、取り合えず食べてくれる量だけ並べましょう。
あまり並べすぎると、それだけで食欲が失せてしまいます。
栄養が足りないかな? ・・・そう思ったときは、「野菜ジュース」で凌ぎましょう。
夏バテ対策 ~夏の睡眠不足解消法とは?~
夏バテの対策としては、
・ぬる目のお風呂にゆっくりつかり、睡眠を十分にとる
・タンパク質やビタミンBの多い食事をする
・疲労回復にクエン酸を摂る など。
適度な運動も大事 ですが、注意して頂きたいのは昼の暑い、炎天下は避けるという事です。
早朝や夕方など、日の傾いた涼しい時間を狙って運動するのがおススメです。
暑い日中は、 プールや水風呂 なんかもおススメです。
冷たすぎない水に浸かり、熱気を飛ばした後で水分をしっかりとってから、疲れた身体を休めるために昼寝をする。
その際は、夜眠れなくなるので深い睡眠ではなく、1時間程度の軽めの休憩に留めることが大事です。
そして、もっとも重要な夏バテ対策が「睡眠」です。

睡眠不足は大敵です。
かといって、寝苦しい夜は続きます・・・。
そんな時は無理せず 冷房を活用 しましょう。
一晩中つけるというのは、さすがに身体によくないですが(夏バテの原因にもなります)、寝付くまでの間など、睡眠に入る1時間前から就寝後2時間程度、合計3時間程度27℃~28℃位にして、冷風を身体に当てるのではなく、壁に当てるようにして室内を冷やしておくと、比較的快適に眠ることが出来ます。
あとは、 氷枕を活用 するといいでしょう。
頭を冷やしてあげると睡眠の質も高まります。
私はこの数年、これで夏の熱帯夜を乗り切っております。
ただ、子供は大人と違って体温調節がまだ未熟ですので、氷枕だけでも風邪をひいてしまう事があります。
頭を冷やしたら、肩を冷やさないようにしてあげて下さい。
タオルケットをしっかり被るか、暑がるようなら肩口だけ別のタオル(バスタオル)をかけてあげるなどすると、汗も吸ってくれるのでいいですよ。
また、寝相の活発な子供には氷枕より冷えピタの方が良いかもしれません。(使い捨てですが…)
夏バテの症状と対処法
●症状●
食欲不振、身体のだるさ、ひどい倦怠感(やる気が出ない)など。
原因がわからないのに上記の症状がでる時などは、夏バテを疑った方がいいでしょう。
人は、体温を調節するためにもエネルギーを消費します。
したがって猛暑が続くような夏場は、動いていなくとも体力を使うのです。
結果、内臓が体温調節の無理がたたって疲れてしまう。
自律神経に負荷がかかり、弱ってしまう。などから夏バテは始まります。
はっきりとした身体の痛みや、日常生活をする上での重大な障害が出る訳ではないので、涼しくなるまでは・・・と流す方も多いでしょう。
夏バテは秋口、涼しくなってくると元気に戻ります。
しかし、夏の間ずっと身体を疲れたままにしておくと、秋に涼しくなって風邪をひきやすくなったり、熱が出やすくなったりと病気を引き起こしてしまう事も多いです。
なにより、せっかくの夏休みを夏バテで過ごしてしまうのは、ものすごく勿体ないと思いませんか?
●対処●
快適な睡眠と、規則正しい生活、バランスの良い食事など、普段の生活をしっかり管理できていれば、夏バテはある程度防げます。
しかし、日々の生活は自分のリズムだけでは成り立ちませんので難しいところです。
そこで、夏バテになってしまった場合の対処として「点滴」が有効な手段であると知っておきましょう。
特に、睡眠不足が続き食欲不振などで食べても吐き戻してしまうような場合は、早めに病院へ行き 「点滴」で栄養補給 してもらうことも考えてみて下さい。
夏バテ程度で?
と考える方も多いですが、「食べられない」と言うのはそれだけで危険な事です。
さらに「食べても吐いてしまう」となると、身体が食べ物を受け付けないくらい弱っているという事ですので、大変危険です。
吐き戻す行為は、脱水症状などの原因ともなり夏バテ悪化の悪循環に陥ります。
医師の判断にもよりますが、強制的にでも身体に栄養を摂らせることは必要です。
夏バテの子供に効く食事法 まとめ
夏バテは、身体(特に内臓)に負荷がかかり疲れてしまう事でおこるのが主な原因です。
特に子供は体温調節が未熟なために身体に負荷がかかりやすいのですが、自分で体調を管理するのはまだ難しいです。
親御さんが注意して見てあげるようにしましょう。
普段から質の良い睡眠と、バランスの良い食事を心掛ける事が大切です。
それでも重症化してしまう場合は、「夏バテだから」と油断せず、早めにお医者さんにみてもらうようにしましょう。
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