運動会で親がビデオカメラに求める機能とは?選び方と撮り方も紹介
子供の運動会。
それは、思い出を撮影する重要なミッションです。親御さんは、絶対成功させなくてはなりません。
そのためのカメラ選びは、とても重要なものになります。
最近のビデオカメラは、どれも高性能ですのでどれを選んでも失敗するという事は少ないでしょう。
手ぶれ補正などや顔認識機能などは、もはや当たり前の機能と言えます。
では、どこがビデオカメラを選ぶうえでの決め手となるのでしょうか。
運動会に失敗しないビデオカメラの選び方
上手に撮りたい子供の運動会。ビデオカメラ選びに失敗したくはありません。
以下に記すのは、様々に発売されているビデオカメラを比較するために知っておきたいポイントです。
●保存方法●
ビデオカメラを選ぶ時、保存の方法は大変重要になります。
特に思い出を長く残しておきたい場合などは、カメラ選びの時点で考えておく必要があります。
PCや外付けHDDだけでなく、直接USBやBDに保全できるものがおススメです。
●機能で選ぶ●
手ぶれ補正・望遠(ズーム)機能
もはや当然の機能と言いました手ぶれ補正とズーム機能ですが、その性能には微妙な差があります。
それは、ズームの速さや、ピントが合う時間です。
もちろん、早い方が何かと便利なのは言うまでもありません。
ちなみに、ズームの倍率は30倍~40倍程度あれば運動会などでは十分だと思いますが、感覚には個人差があるようです。
店頭に並んでいる商品を実際に手に取り、自分好みのものを見つけて下さい。
撮影時の確認画面ですが、外で観ると意外と液晶画面は見づらい場合が多いです。
外でも見やすいタイプか、その工夫がされているかを事前に確認する事をおススメします。
●形や持ちやすさで選ぶ●
レンズは大きい方が多く光を取り込む事ができ、おススメですが、手持ちする場合を考えてなるべく自分の負担にならない軽いものを選びましょう。
運動会などの長時間撮影が必要な場合ではバッテリーの持ちは重要項目です。
しかし、大容量バッテリーは大きく重い場合が多いので、長時間の手持ちですと疲れてしまします。
ある程度の容量での物で、いくつかバッテリーの予備を用意する事も出来ますので、店頭で実際の持ちやすさと、必要な撮影可能時間を考えて、自分に合ったものを確認するようにしましょう。
予備のバッテリー容量は撮影時間の目安より1時間ほど多いものを選びましょう。
●価格で選ぶ●
最初に予算を決めておきましょう。
予算を決めずにお店に行くと、必ず基準より高いものが欲しくなります。
予算をオーバーするようでしたら、最新機種はあきらめる事も必要です。
多少の型落ち商品でも、必要な機能や容量さえあれば大丈夫。十分きれいな映像が楽しめます。
運動会 あると便利なおすすめ機能
運動会で迷うのが、子供をズームで撮るのか、ワイドで撮るのか、という事ではないでしょうか。
そんな親御さんのために、ズームとワイド、遠近両方が同時に撮れる機能があるカメラがあります。
子供の一生懸命頑張る表情をアップで。運動会の全体的な雰囲気・状況をワイドで。
それぞれのアングルをメインとサブ二つのレンズで撮ることが出来る機能が付いたビデオカメラです。
例えば、お兄ちゃんのリレーで頑張る姿と、その姿を見ている妹の表情とを一緒に取ることが出来るという優れもの。
お値段は6万円前後(2015年4月現在)ですが、絶対失敗したくない!という方は一度検討してみてはいかがでしょうか?
運動会で後悔しないビデオカメラを撮る方法
アウトドア撮影だと子供の動きに対応するため手持ちが便利ですが、運動会の場合は安定した撮影が重要になってきますので場所取りが大切です。
早めにグラウンドに行き、出来るだけ前の席を確保して三脚を使いましょう。
場所取りに失敗した場合を考えて、低い脚立(踏み台)を用意しておくと便利です。
(後ろの人の迷惑にならないよう、脚立使用の際は最後列で使うようにして下さいね。)
位置取りは重要です。リレーのスタート地点やゴールの位置を確認しましょう。
貴賓席や、進行本部などのテントがある所がダンスなどの正面である場合が多いので、その近くを取ると比較的いい映像が撮りやすいでしょう。
子供の位置を把握しましょう。
我が子だと思っていたら、全然違う子供だった…
これは実によくある失敗です。
これをしてしまうと、お子さんはしばらく口をきいてくれなくなります。
注意しましょう。
撮影が始まると、カメラを動かすことは厳禁です。
被写体を追いかけて右から左へ動かしたり、ズームにすることさえ、ブレる原因になりますので控えましょう。
リレーなどは、ズームで子供を追えるはずもないので、ゴールに並んだあとは全体を撮るようにしましょう。
慌てて追いかけるとかえって見にくい画像になります。
どうしても動かす必要がある場合でも、グリップベルトをきちんと絞めて自分の手とカメラを固定し、脇を締めて上半身でゆっくり水平に腰を動かします。
よくTVスタジオにあるカメラの台のように、自分の身体を使います。
10~20秒ほどの感覚で、イベントをコンスタントに撮る。
子供の走る前の整列段階から、ゴールした後の雑談風景まで延々ととるよりは、スタートからゴールまでをキリよく撮る方が、メリハリのある映像になります。
しかし私は、ゴールに並ぶ段階の雑然とした雰囲気や、ゴールの後の雑談風景も身内の映像なら十分観ていて楽しいので、そこは個人の判断で。と書いておきます。
目線を、被写体に合わせる事は大切です。
遠方から撮る場合でもここは押さえておきましょう。
臨場感のある映像になります。
などと、いろいろ書き連ねてみましたが、夢中になるとどうしても忘れがちになりますよね。
まずは、自分の見ている感覚で撮る事をせず、後からTV画面を見た時の画面を想像して撮る事を心掛けてみましょう。
それだけで撮り方が変わってきます。
まとめ ~表示の注意点~
画素数 というものをご存知でしょうか。ビデオカメラを選ぶ際に必ずと言っていいほど表示されていますが、これは映像を再生したときの品質に関わってきます。
画素数が多い方が、性能は良いように思えますが、実際動画で観る場合ですと200万画素程度あれば十分です。
なぜなら、映像を映すであろうTV画面(フルハイビジョン)の画素数がその程度なのです。
動いている映像を取る場合は、ある程度のデータを間引いて撮影されています。
では、何故ビデオカメラに500万~600万画素の表示があるのでしょうか。
それは、静止画像の場合の画素を表示している場合が多いです。
静止画像は動いている動画と違い、より高い精度が要求されます。
したがって、画素数も高いものが求められるのです。
これを動画にする場合は、余計なデータをそぎ落とす処理が必要とされますので、幾分画像が荒くなる傾向があるようです。
用途に合わせた画素選びが必要ですね。
※しかし、フルハイビジョンで210万画素程度ですので、これより落ちるようであれば、当然画像の質も落ちますのでご注意を。
長々とまとめてみましたが、現在のビデオカメラはどれもとても優秀で、お子さんをキレイに撮る事をよく考えて作られています。
安心して、良い思い出を映像に残してくださいね。